分子栄養学アドバイザー・漢方薬剤師が取り入れている、更年期の不眠おすすめ3選
乳がんのホルモン治療で月経を止めて更年期の状態になり、2年目になりました。
大きな体調変化はありませんが、やや疲れやすく、あまり眠れない感覚が継続しています。
しかし、人より数年早くこれを経験しているということは、幅広い患者さんの悩みを共感できるチャンス。
ひとくちに不眠、と言っても、3タイプに別れます。
・入眠がスムーズにいかない
・途中起きてしまう
・朝早く目が覚めてしまう
私が悩んでいるのはふたつ目の途中起きてしまうタイプ。
対策として、寝る前に摂ってみてよかったものを紹介します。
①メラトニン
眠る時に放出されるホルモン。これを補うと寝付きがスムーズで、途中起きにくく起床時に眠れた感があります。摂る量は1mg以上で個人差あり。
②CBD
自律神経のバランスを整える作用があります。こちらも睡眠前に摂ると寝付きがスムーズになり、熟睡感があります。ただし、使うものの品質による。
メラトニンもCBDも抗がん作用があるので、一石二鳥!夜中に目が覚めてしまっても、この2つを追加で摂ると割とすっと眠れます。
漢方薬剤師的に、ホットフラッシュがある方にすごくお勧めしたいのはこちら。
③知柏地黄丸(ちばくじおうがん)
私はホットフラッシュが出やすく、寝ている間も熱い感覚があるので、この身体を冷ます漢方薬を使うとよく眠れます。
ちなみにこの漢方薬、非常に良い薬なのですが医療保健では出せないお薬なので、薬店でお求めください。
こちらはまだ試していないけど気になります。試した人に聞いてみたい…
・レメディ
・フラワーエッセンス
リラックスするために湯船に浸かったりストレッチをするも非常に有効だと感じます。
また、細切れでもある程度の睡眠時間がとれていると楽です。
睡眠時間が長いこと以上に、短時間でもしっかり眠れている方が体調が良いなと感じます。
この悩みに向き合った時に、「睡眠時間が長くないといけない」というのは思い込みだったと気づき、短時間でもしっかり眠ることに目を向けたら、気持ちもとても楽になりました。
ちなみに、西洋薬の睡眠薬は、無理矢理脳を睡眠状態にする上に、身体への負担や使い続けることでの依存もあるので、正直あまりお勧めしません。
どうしてもの時に頓服に使う程度がお勧め(私も負担を理解した上でごくたまに使います)。
ちなみに漢方薬は、3タイプそれぞれや不眠の原因に対して使う薬が全く違っていて、ぴたりと合えばとてもよく眠れます。
自分で調べて試すのもアリですが、時間もお金もかかるので、相談する方が早いです。ぜひサプリメント感覚で取り入れてみて欲しいと思います。