【小説】遺言状・ザ・ベスト 第3話.どエロい女と川
東京で数日過ごした僕は、今、大きな川を見つめている。僕の目の前にある巨大な川は、日本三大河川に認定されているらしい。こんなに大きな川を見たのは生まれて初めてだ。大きすぎて水が停滞しているのか、しっかりと流れているのか判別がつかない。水に浮かぶ木やゴミが一方向に移動しているからきっと流れているのだろう。
東京での生活は、疲れた。生活と言っても数日間ホテルに泊まっただけだけど、せっかく都会に出てきたのにずっとホテルにいるのは勿体ない気がしたから、昼間は出歩いて、美味しいと話題