マガジンのカバー画像

小説

17
自分の書いた小説をまとめてます。
運営しているクリエイター

#小説

【小説】祠裁判〜あの祠、壊したんか!〜

 ここは山奥の田舎町、若者の流出によって過疎化が進んではいるが地域の住民が仲良く平和に暮…

【小説】アイデア不足の創造神

 ここは天界、あらゆる神や天使が住んでいる場所。  神々にはそれぞれ役目が与えられており…

小説家とエッセイストと詩人

 目を覚ますとそこは白く広い部屋だった。広いとはいっても大広間というわけではなく、一人暮…

15

【小説】耳たぶ通貨 (微下ネタ注意)

 「あっっっっつ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」  2025年、夏。  地球は年…

【小説】遺言状・ザ・ベスト 第6話.少年と火

旅行から帰って3日、遺言状を書き上げた僕は家の近所の河川敷にいた。街全体が寝静まった夜…

【小説】遺言状・ザ・ベスト 第5話.信者と劇、帰り

駅から出てきた人がバスに乗り、バスから降りた人が駅に向かう。そんな光景をボーッと見なが…

【小説】遺言状・ザ・ベスト 第3話.どエロい女と川

東京で数日過ごした僕は、今、大きな川を見つめている。僕の目の前にある巨大な川は、日本三大河川に認定されているらしい。こんなに大きな川を見たのは生まれて初めてだ。大きすぎて水が停滞しているのか、しっかりと流れているのか判別がつかない。水に浮かぶ木やゴミが一方向に移動しているからきっと流れているのだろう。  東京での生活は、疲れた。生活と言っても数日間ホテルに泊まっただけだけど、せっかく都会に出てきたのにずっとホテルにいるのは勿体ない気がしたから、昼間は出歩いて、美味しいと話題

【小説】遺言状・ザ・ベスト 第2話.脱獄犯と繰り返し

高校二年生の夏休み3日目、朝8時、僕は旅行のための身支度をしている。財布、スマートフォン、…

【小説】遺言状・ザ・ベスト 第1話.自殺率50%とボール

小説にストーリーが必要なように、曲にリズムが必要なように、遺言状には人生が必要だ。良い小…

富士山百面相〜季・雲〜

季  今日は晴れてるから富士山が見える。恐らく日本一大きく見える。私は富士山が好きで、富…

10

【小説】全知くんと全能ちゃん 6.春のちカミナリ

第6話です。 ↑今までの話 春のちカミナリ 「今日は心理カウンセラーの講師の先生に来てい…

【小説】全知くんと全能ちゃん 5.バナナ50本を求めて

5話です。 ↑今までのお話 バナナ50本を求めて 「それでは、私たちのクラスはチョコバナナ…

【小説】全知くんと全能ちゃん 4.走り幅跳び

第4話です。 ↑これまでの話 走り幅跳び 体育の授業、今週は体力テストが行われている。 体…

【小説】全知くんと全能ちゃん 3.猥談と恋バナ

第3話です。 ↑第1話 ↑第2話 猥談と恋バナ 「ゼンチよ、恋バナをしよう」 僕の目の前に座る男子、安保諭(アポロン)は僕の目を真っ直ぐ見て そう言い放つ。 「どうしたんだ急に」 日陰者男子の恋バナなんて誰が聞きたいんだ。 「今日、アポロと一緒に登校してる時にそういう話になったんだ」 僕の隣に座る恵美須(エビス)が補足説明をしてくれる。 こいつら、朝からそんな話をして学校に来ていたのか。 『朝から』といっても恋バナをする時間帯がいつなのか分からないけど、