Moving Beyond Hate

あらゆる差別の根絶を目指す学生団体です。メンバー募集中! https://movingbeyondhate.wixsite.com/mysite

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マガジン

  • 座談会🦒

    あらゆる差別の根絶を目指す学生団体Moving Beyond Hateはどのような経緯で生まれ、どのようなメンバーが参加しているのか?よりMBHを知ってもらうため、メンバーによる座談会を開催しました。

最近の記事

Voices of the Detained 〜 入管廃絶ニュースレター第一号の発行!

こんにちは、入管のレイシズムに取り組む学生団体、Moving Beyond Hateです。私たちはこれまで、入管内での面会活動や仮放免者との連携や聞き取りを通じて、入管による様々な暴力や強制送還の実態について記録し、発信してきました。 私たちはこのようにこれまでは主にSNSなどを通じて日本の入管の実態とそのレイシズムについて告発してきました。 しかし、こういった発信を続ける中で、単に収容されている人たちのストーリーや入管内の事件を伝える外部に伝えるだけの役割を果たすのでは

    • 〜入管収容所の中から闘う〜サンチェス・ポンテ・ジャンピエール③

      【Part 3】 (Part 1, 2 とフルインタビューはこちらから↓) 3. 被収容者へのメッセージ、今後やりたいこと ー今入管に収容されている人、仮放免の人に何かメッセージはありますか? 入管の中で自分の立場的に声をあげると自分のケースが悪化するって思ってる人は多いでが、それは間違ってると言いたいです。 もちろんケースバイケースで見みると、(判断するのが)難しいものもあるかもしれないですが、理由はある人間に対してはちゃんと判断するべきです。それは裁判でも伝える

      • 入管収容所の中から闘う〜サンチェス・ポンテ・ジャンピエール②

        【Part 2】 (Part 1 とフルインタビューの動画はこちらから↓) 2. 隔離、制圧について 最初の隔離のきっかけは職員がドアを閉めなかったところから始まった。職員に対して「お前がしっかりやってよ」って言ったのだけど、それだけで暴言らしいんです。「暴言吐かないでください」って。 その後、フリータイムの時間に部屋から外に出ることになって、ドアを開けようとしたんです。普通はドアあけたら前に立たないじゃない。でも、俺がドア開けて出ようとした瞬間に、その職員は前に立っ

        • 〜入管収容所の中から闘う〜サンチェス・ポンテ・ジャンピエール①

          MBHは現在仮放免中のサンチェスさんにロングインタビューをしました! プロフィール: サンチェス・ポンテ・ジャンピエール 1988年生まれ、8歳から日本に暮らす。 22年10月に入管に収容、23年7月に仮放免で釈放。MBHが面会してた収容者から名前を教えてもらったことがきっかけてMBHと入管内で繋がる。 【フルインタビューはこちらから】 ここにきてからはどんな生活でしたか? ここに引っ越して、日本の小学校に入って中学までは卒業しました。高校は一応入学はしたんですけど、

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        • 座談会🦒
          4本

        記事

          「折れていないから大丈夫」? 日本で育った若者に対する強制送還未遂事件

          こんにちは。 私たちは普段から入管への面会活動などを行うことで入管のレイシズムを監視し、その実態について発信している団体、 Moving Beyond Hateです。 今回の記事では今年の5月下旬に起こった日系南米人Hさんに対する強制送還未遂事件とその過程における暴力について告発します。 はじめに 最近日本で育った日系人の収容や送還事件が増えているようだ。 Moving Beyond Hateで聞き取った事例だけでも、ずっと仮放免で暮らしていた人の家にある朝入管職員が突

          「折れていないから大丈夫」? 日本で育った若者に対する強制送還未遂事件

          The Reality of Deportations in Japan: "The Most Hospitable Country in the World"

          By Malika Over the past year, I’ve been going on weekly visits to an immigration detention center in Japan to investigate the harassment, medical neglect, discrimination, and violence by the officers. I’m writing this to shed light on the r

          The Reality of Deportations in Japan: "The Most Hospitable Country in the World"

          【強制送還の実態】

           Moving Beyond Hateではこれまで、主に東京入管で面会活動を行い、入管による暴力や差別について発信し、問題化してきました。  今回の記事は10代半ばの頃に日本に来日し、これまで人生の半分以上を日本で過ごしてきたGが強制送還された事件についてです。  Gの事例を通して入管のレイシズムと破滅的な強制送還の実態が浮かび上がります。 ①収容までの経緯  まず、Gについて。Gは10代半ばの時に日本に来日した。Gは来日当初から工場での作業など、さまざま仕事をしていた。

          【強制送還の実態】

          「この程度じゃ死なないから」入管内で横行する医療放置の実態

           こんにちは。差別に反対する学生団体、Moving Beyond Hateです。 私たちは月2〜3回、入管の面会活動に参加しています。今回は面会活動を通して明らかになった入管内の医療放置の実態について紹介します。  2021年に起きたスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんの死亡事件などによって入管内の医療放置の実態は問題化されつつありますが、そんな入管内での医療放置は例外ではなく、「常態」だと言えます。  この記事では入管職員だけではなく、入管内の医者や入管外の医療機関も

          「この程度じゃ死なないから」入管内で横行する医療放置の実態

          【拡散希望】外国籍の若者の生活実態調査の開始!

           こんにちは。日本の差別に反対する学生団体、Moving Beyond Hateです。私たちはこれまで、日本の差別にNOと言わない空気を突き破るためにキャンペーンやアクションなどを通じて日本での差別に反対してきました。  Moving Beyond Hateは今年、入管問題に取り組んできました。入管の面会活動を行い、そこで起きている問題を発信したり、元被収容者のデニスさんとのイベントなどを行ってきました。  しかし、最近、面会活動を行っていく中で、収容・強制送還のリスクに

          【拡散希望】外国籍の若者の生活実態調査の開始!

          難民を差別するな! 〜 Cさん面会報告

          こんにちは。MBHでは普段から入管面会活動を通して、入管の問題について知り、問題化するために取り組んでいます。 今回はこれまで面会してきたカメルーン出身の難民、Cさんが置かれている状況について紹介します。MBHメンバーは6月からCさんと面会を重ねてきました。 来日の経緯 ー なぜ日本に逃げざるを得なかったのか Cさんはカメルーンの英語圏出身で、英語圏の独立や平等の権利を求めるための政治運動に関わっていたことを理由に警察から監視、弾圧を受けてきました。そこでCさんは弾圧か

          難民を差別するな! 〜 Cさん面会報告

          エンパワーメントできる面会を〜入管面会withデニスさん

          こんにちは!私たちMoving Beyond Hateは、現在「BOND~外国人労働者・難民とともに歩む会」のメンバーとともに、月に2,3回東京出入国在留管理局(品川入管)の被収容者との面会活動に参加しています。今回、実際に入管で暴力を受け、現在は入管に対する二つの裁判で闘っているデニスさんと一緒に面会をして感じたことをMBHメンバーから報告します! 入管の待遇は「人間の扱いではない」 今回私たちが最初に面会させていただいた方(Aさん)は、入管では病気があるのに手術が受け

          エンパワーメントできる面会を〜入管面会withデニスさん

          「入管のレイシズムに対するZ世代の取り組み~仮放免者との連帯~」~イベント報告~

          当日のアーカイブ映像は以下です。  今回は、7月10日に開催されたイベント「入管のレイシズムに対するZ世代の取り組み~仮放免者との連帯~」ついて報告します。 昨年のウィシュマさん死亡事件やウクライナ難民受け入れ、入管法改正案再提出をきっかけに注目が集まっている日本の入管行政。本イベントでは、入管収容の実態、日本社会のレイシズムと入管、入管のレイシズムに対するZ世代の取り組みについて、難民申請当事者のデニスさん、長年差別問題を取材されてきたジャーナリストの安田浩一さん、MB

          「入管のレイシズムに対するZ世代の取り組み~仮放免者との連帯~」~イベント報告~

          #Daldobetter 〜 カナダの大学でのレイシズムに反対する

           みなさん初めまして。今回のブログ担当、カナダ東岸部在住の島田たばさです。今回の投稿では、カナダの大学での人種差別に反対する運動の様子を紹介します。  私が4年間通っていたダルハウジー大学では、学生によるオーガナイジングが盛んに行われていました。その中でも2019年初頭に行われた #DalDoBetter についてシェアしたいと思います。 背景  まず、2018年に満期になる学長の一時的な代理として Peter McKinnonが6ヶ月契約で仮学長として2019年1月に就

          #Daldobetter 〜 カナダの大学でのレイシズムに反対する

          「反差別ダイベストメント運動から学ぶ」②広告引き剥がし運動とダイベストメント

           8月21日開催のオンラインイベント「反差別ダイベストメント運動から学ぶ」の報告の後半です。ここでは英・米での広告引き剥がしの動きを紹介し、日本では何ができるかについて考えます。 ③Sleeping Giants 広告引き剥がし 昨今、極右メディアに掲載されている広告を引き剥がしたり、プラットフォームから差別したものを引き下ろすためのネット上の活動が活発化している。今回は二つの事例を紹介していく。  まずは、アメリカで始まったオンラインキャンペーン:「スリーピング・ジャイ

          「反差別ダイベストメント運動から学ぶ」②広告引き剥がし運動とダイベストメント

          「反差別ダイベストメント運動から学ぶ」①気候正義のためのダイベストメントとBDS

          こちらの記事は2021年8月21日に開催されたオンラインイベント、「反差別ダイベストメント運動から学ぶ」の報告の前半です。  ダイベストメントという言葉に聞き慣れない人も多いのではないでしょうか?そこで、今回は海外の反差別運動で盛んに用いられている戦略:ダイベストメントについて紹介し、日本ではどうすればいいのか、について考えます。 ダイベストメントとは? ダイベストメントは日本語で「投資撤退・投資引き上げ」として訳さ、企業や個人がある目的のために特定の投資先・取引相手から

          「反差別ダイベストメント運動から学ぶ」①気候正義のためのダイベストメントとBDS

          Twitter上・講義中に多くの差別発言を行った広島大学助教伊藤隆太氏の差別に反対する署名キャンペーン

           Moving Beyond Hateでは広島大学助教伊藤隆太氏が自身のtwitter上で深刻な差別発言を行ったことを受け、8月8日、広島大学と当人のその他勤務先大学に対して、当人の解雇と再発防止策の実施を求める署名キャンペーンをはじめました。  ここでは署名の経緯と伊藤氏によるTwitter上と講義中での差別、キャンペーンに賛同してくださった皆様ができることについてまとめます。 1. 伊藤氏の差別発言一覧レイシズム(人種差別)①2021年7月30日: 「道徳的に劣ってい

          Twitter上・講義中に多くの差別発言を行った広島大学助教伊藤隆太氏の差別に反対する署名キャンペーン