ブルーマンデイ。
ブルーマンデイ。
この言葉を知ったのは、小学生の時。習っていた公文の教材に出てきた。英語の教材だったか国語の教材だったか忘れてしまったが、公文で習ったことは間違いない。
その言葉を知ったとき、たしかに月曜日って憂鬱だなと思う。休み明けってきついよな。たしかにたしかに。そう納得していた。そして、その言葉を知っていることが嬉しくて、それ以降の月曜日は毎朝ブルーマンデイじゃんと思ったり、言ったりしていた。今思うとそう言ったり考えたりすることをどこか楽しんでいた自分もいるし、別に月曜日はブルーでもなかった。
中学生、高校生の時たまにブルーマンデイっていう言葉を耳にすることがあった。そのたびに小学生の自分を思い出していた。ブルーマンデイって単語を使いたい気持ちはその頃無くなっていたし、ほぼ毎日部活をしていたしサッカーが好きだったので月曜日はブルーなことではなかった。むしろ、日曜日の夜の自習時間が一番ブルーな気持ちになっていたのかもしれない。
大学生。月曜日がブルーになるわけがなかった。授業の取り方は自分で決められるし、月曜が全休の時期もあった。単位もしっかりとっていたので、後半に授業でパンパンになることもなかった。日付の感覚と曜日の感覚がくるってしまう程、自由で何かに囚われることもなかった。毎日ハッピーだった。
そして、社会人。小学生の時に習った言葉をようやくこうして体験している。仕事は大変だ。そして、今は習うこと失敗することばかりで仕事をしてい楽しい瞬間がほとんどない。いや、ない。気付けば休みまでの日にちを考えてしまっている。自分にこの仕事があっていないのか、まだ楽しいと思える段階まで来ていないのか。それはわからない。自分にこの仕事はあってないし、楽しめる段階までも来ていないのかもしれない。どうするにも結局は自分が決めることで、この答えを出すのも人に何を言われようが結局は自分で決めればいいんだろう。
ただひとつ自分の中で確信していることは、今日がブルーなマンデイだったということだ。