極端な糖質制限はNG
《極端な糖質制限はNG》
ご飯食とパン食のこんな実験データがあります。
①朝昼にご飯食(炭水化物60%、タンパク質15%、脂質25%)
②朝昼にパン食(炭水化物25%、タンパク質15%、脂質60%)
この実験の結果、
満足感・満腹感が高かったのは【ご飯食】だった。
分量としては、炭水化物と脂質の分量を変えただけですが、
●炭水化物:4㎉/g
●タンパク質:4㎉/g
●脂質:9㎉/g
だという事を考えると、
明らかにご飯食の方が低カロリーなのにも関わらず、
満足度が高く、
食欲コントロールする事ができたのです。
これに関しては、
カロリー量を同じに設定した場合でも、
ご飯食の方が満足度が高いという同じ結果になりました。
これには食欲コントロールに関わるホルモンである【グレリン】が関係していると言えます。
グレリンは、食欲増進ホルモン。
炭水化物のグルコースを摂取した後、30分後にはこの食欲増進ホルモンのグレリンが急降下したのです。
1時間後には最低レベルまで落ち、その効果は2時間以上続きました。
これが食後満足度の長続きと食欲の暴走を防ぐ事ができた理由なのです。
とはいえ、食べ過ぎは禁物。
そのためベジファーストやプロテインファーストを守る必要があります。
ベジファーストは、
食物繊維のかさによって胃が伸張され迷走神経を介して満腹中を刺激するため。
タンパク質は、グレリンを抑制する効果があるため、
「脂質は抑えつつ、野菜やタンパク質をしっかり摂って、最後に少量のご飯を頂く」というのが食欲コントロールをする上で、最も効果の高いやり方であると言えそうです。
炭水化物の量は、70~130g/日程度の量を目安にすると良いでしょう。
(コンビニのおにぎり2つ分程度)