トロント雑記〜何も期待しない街〜
先ほど、ちょっと焼き過ぎたブルーベリーベーグルに
たっぷりのクリームチーズを塗り
ランチでもなんでもない、おやつのような食事をした。
それと一緒に、こちらのおーいお茶のようなブランドで
これもまたブルーベリーフレーバーの緑茶を
義理のお母さんが買ってくれたので
好んでガブガブ飲んでいる。これは買って帰ろう。
4年ぶりのトロント帰省。
義理の実家は少々郊外にあるので
正確に言うとトロントではないのだけれど
バスに乗れば1時間ちょっとでダウンタウンの端に出れる。
思った以上にトロントが変わってなくて安心もしたし、
変わる変わらないとかそう言うことに
そういえば無関心な国だったとも思い出していた。
4年も現地にいなかったので
家族との英語での会話も内心心配していたのだけれど
ちゃんと深い会話もできているので
自分の英語力というよりは
現地のみんなの読解力の高さを改めて感じるし
とてもやさしい国民性に助けられている。
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少しずつCOVID一色だった数年から
元通りとは言わないまでも
色んな人が歩き出そうとし始めている最近。
どうしても周りの雑音が耳についてしまい
集中力が途切れてしまうことがあると気づいていた。
周りが期待している自分
自分が期待している自分
こうあった方が良さそうな生き方
そういうものが好きじゃないのを
身をもって知っているので
(もちろん時と場合と空気は読むが)
自分の今の瞬間に集中しようとするんだけれど
やはり帰国して数年の間にこびりついている何かがあった。
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トロントに救いを求めていたわけではない。
なにせ、トロント自体は何もしてくれないし
かえってトラブルをくれたりする。
(最寄りのバス停をスキップされて違う所で降ろされたり)
(今回のフライトは過去最強にとんでもないものだったり)
リアルな話
トロント特にダウンタウンの治安悪化はずっとニュースになっていて
TTCという交通システムもかなり警戒しながら使っている。
メトロ(地下鉄)に乗る時も
待っている時は背中をピッタリ壁につけている人をずらりと見る。
突き落とされないようにしている。
そんな感じなのだけれども、
とにかくみんなある意味適当でほっといてくれるから
その中で一旦息継ぎをしたかった。
誰も何も期待してないし
とにかく生きてればいいでしょ、みたいな。
シンプルなのだ。
だからもしかすると
つまらない人にとってはつまらない場所かもしれない。
でも息継ぎをしたかったわたしには
特に今回は最適だった。
いいじゃないの、生きてまた会えば、
みたいなノリを
トロントで逞しく生きているお友達たちが
今回もちゃんとくれた。
期待されないというのが
今のわたしにとってどれだけ楽か。
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あともう少しだけ
トロントで適当に過ごす。
適当さを補充に、また帰ってくるからね。
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