【レポート #64】参議院議員選挙・福井選挙区レポート(2022 7.10)
北陸三県の参院選は現職の自民候補が圧勝して終わるだろうと、誰もが思っていました。 確かに石川と富山はその通りになったのですが、ここ福井だけはそうはならなかったのです。
6選(!)を目指す現職に対し与野党ともに分裂選挙となりながらも挑んでいった選挙戦を、レポートします。
◆福井県・概要
面積:4,190.43㎢(全国34位) 石川県・岐阜県・滋賀県・京都府と接し、山中峠・木ノ芽峠・栃ノ木峠を通る稜線を境にして、北側の嶺北(越前地方)と南側の嶺南(若狭地方及び敦賀市)に分けられる
人口:754,511人(全国43位) 北陸地方で最も人口が少ない県で、2000年ごろをピークに減少傾向にある
人口の約3分の1が福井市に集中している
北陸新幹線の金沢~敦賀駅間が2023年度末の開業を目指し、工事が進んでいる
若狭湾に原子炉が15基(高速増殖炉「もんじゅ」を含む)建ち並び、2022年8月現在3基(大飯原発2基、高浜原発1基)稼働中
今年8/4~8/5にかけて大雨が降り嶺北と嶺南を分ける峠周辺で土砂崩れが発生。 それにより一般道・高速道が通行止め、電車が運転を見合わせたため北部と南部が分断された(8/27に全て復旧)
知事:杉本達治(1期) 自治省出身で2013年から3年間福井県副知事に就任。 2019年の知事選で5選を目指した現職(かつての上司)を破り知事になる
選出国会議員は下記の通り(敬称略)
◆立候補者(定数1/6名)
◆2016年の選挙結果(改選分)
2016年は事実上の与野党一騎打ちとなりましたが山崎候補が現職の強みを生かして5選を果たしました。 敗れた横山候補は当時連合福井の事務局長の立場から野党共闘に担ぎ出されたものの敗れ、以降選挙には出ていません。
◆2019年の選挙結果(非改選分)
2019年は民主党系が擁立を見送り今回も立候補している山田候補に一本化したものの推薦とかは無し。 結果、自民現職の滝波候補がダブルスコア以上の差をつけて2選を果たしました。
今回は6選(!)を目指す御年80歳の山崎候補の多選を認めるのかが焦点。 「具体的な例」を挙げて山崎候補批判を展開する斉木候補の訴えがどこまで届くかがカギを握ります。 それでは主要候補を見ていきましょう。
◆砂畑 まみ恵(すなはた まみえ)候補
砂畑候補は岐阜県出身。 岐阜県斐太高校を卒業後、スーパーマーケット運営会社に入社。 退社後心理セラピストになり、今回参政党に賛同して立候補を決意しました。 「食の安全」と「子どもを守る」を訴えます。
スーパーで食品担当として務めていた際、食品の現場に疑問を感じている中、自身も体調を崩し退社。 その際に食事を根本から見直した結果、体調が回復したというコトでして、その経歴なら「食」を政策の柱に掲げる参政党と共鳴するのも納得です。
新聞には「鯖江市で選挙活動(挨拶運動)」としか書かれていないため市内のドコにいるかは分かりませんでしたが「挨拶運動」というからには大きい道路沿いでやっているだろうと推測し市内の国道2本に絞ってダメもとでクルマを走らせたところ、、、見つかりました!
既にその場所での活動は終わって移動予定だったのですが、長野から取材に来たコトやダメもとで鯖江に来たら見つかったコトを “恩着せがましく” 訴えたところ、
もう一度挨拶運動を再開してくれました。 私が取材でお会いした参政党候補やスタッフは総じて優しくて協力的な方ばかりで助かります。
皆様、眩しい笑顔で道往くクルマに手を振っています。 それは素晴らしいコトなのですが、笑顔の眩しさが分かるというコトは、全員がノーマスクで口元が丸出しというコトになるのですが・・・
“撮れ高OK” になったところでお声がけして終わっていただき、砂畑候補にインタビュー。 やはり、どうしても聞かなければならないコトが有るじゃないですか!
何故、ポスターに、納豆を持って写っているかというコトを・・・
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