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いいチームのつくり方 ~戦略的 自己紹介タイム~

今日は雨で寒い…
今週は、今年一番の寒さかも

こういうときのために、読む本はたくさん仕込んでます ^^)

少し前の記事ですが、いいチームの作り方について、
いい記事があったので、シェアしますね



「飲みニケーション」 がなくても"いいチーム"はつくれる…

今日はこちらの記事から、ピックアップして考察を加えます

オリジナルは、こちらの本です

冒険する組織のつくりかた
「軍事的世界観」を抜け出す5つの思考法
安斎勇樹 (著) 2025/1/24


「心理的安全性」 と 「ぬるい職場」 の誤解

いいチームは心理的安全性が確保されている
と、よく言われますが、
何を言っても大丈夫、というだけでは、何かが足りない

ヘタをすると、「ただの仲良しチーム」 「ぬるい職場」 になってしまう


いいチームは、 自分たち 「らしさ」 を発揮できている

心理的安全性が高まることで、メンバーたちの眠れる個性が発現する
 ↓
互いの個性を共有し認め合うから、全体としての心理的安全性も高まる
 ↓
その過程で「私たちらしさ」が育まれる

みんなから、理解されている、認め合っている
だから、各人が持っている個性を発揮しやすくなる
個人個人がフルパワーを発揮することで、チームのパフォーマンスが上がり
いいチーム、「私たちらしさ」 が育まれる
という流れですね

個人がノビノビと個性を発揮する
各人が得意なことで成果を出すことが、いいチームの条件です


チームの方向性、価値観を共有することも大事

ただし、ここで発現するのは「望ましい個性」だけではありません。
怠惰なチームはより怠惰に、競争的なチームはより競争的に、大胆なチームはより大胆になり得ます。

心理的安全性を高めて組織本来のポテンシャルを解放していくときには、
並行して、どのような組織文化をつくっていくかも重要になります。

ただ、個性を発揮すれば、それでいいのか?
という反論にも、対応しています

チームが向かう方向性、スピード感を全員が認識して、納得、共感している状態
これも、いいチームの条件


このあたりの理論展開は、さすが
書籍をベースにしているので、
多角的なツッコミに耐えられる内容になっています


お互いの 「興味関心」 「個性」 を知る

「“心理的安全性が高いチーム=ただの仲よしチーム”ではない」
と述べたばかりではありますが、だからといって
「お互いのことをろくに知らない、ギスギスした状態」のままでは、
いいチームをつくれるはずがありません。

個人がそれぞれの自己実現を目指せるような職場をつくろうと思えば、
マネジャーはもちろんのこと、メンバー全員が
お互いの興味関心などを理解していることが大前提になります。

そのため、「各メンバーの個性を共有し合う行為=自己紹介」こそが、
チームづくりにおける基本中の基本になるわけです。

ふだん仕事をしているメンバーの間では、
仕事が早い、遅い、正確、真面目、といった
仕事に対する特性は、なんとなく理解できます

でも、個人的な興味関心、趣味、生い立ち、価値観などは
話をする機会がありまりないのではないでしょうか?

そもそも、なんでこの会社に入ったのか
今後、どんな仕事をしたいと思っているのか
10年後は、どうなっていたいのか
などは、ふだん、話す機会がないし、
飲み会でも、なかなかそこまで話す機会は無いかもしれません


戦略的な自己紹介タイムとは?

それぞれの内面やアイデンティティまでをも言語化してみせるような「深い自己紹介」を意識するべきなのです。それには次の3つのコツがあります。

・コツ① コストをかける
・コツ② 共通のフォーマットを用意する
・コツ③ 「一度やって終わり」にしない


・コツ① コストをかける

定例会議の拡張版で、1~2時間設定したり
半日から1日の合宿、オフサイトミーティングを開催する

ここまでやるのは、かなり勇気もいりますし、コストも相当なものです
人件費を単純計算しても、かなりの金額になりますが、
それこそ、どうでもいい研修をやるよりは、意義深いものになりそう

ただし、ファシリテーターは誰がやるのか?
社内メンバーだけで、できるのか?
そのあたりは、ちょっと考えた方が良さそうです

コーチングやチームビルディングの専門家に相談してみるのも良さそうですね


・コツ② 共通のフォーマットを用意する

自己紹介で話す内容・項目、質問する観点などを
事前に共有しておく

フォーマットを決めるのも重要ですが、どういう項目がいいのか、
ここはテンプレを参照しながら、各自で工夫したいところです

ここも、ファシリテーターの力量が問われそう
あまり型にはめず、アドリブで意外な一面を掘り下げるとか
工夫したいところです


・コツ③ 「一度やって終わり」にしない

一度やって終わり、もうやりたくない、疲れた…
という失敗ケースは多そうです

おもしろかった! またやりたい!!
と、2回目、3回目に続くかどうかが、成果と思っていいくらい


そんな設計ができるといいですね


強み発見プロジェクト

そういえば、私が所属しているチームでも、
最近、似たような取り組みを始めました

内容は、ゆるい自己紹介タイムなのですが、
1人30分、2人で1時間の枠を設定し
自由にインタビューする会

冒頭に、自分で用意した資料を使って自己紹介してもいいけど
参加メンバーからの質問タイムがメイン

話のキッカケとして、自己紹介する
それも、仕事以外の話を振ってみる、という感じ

チーム内の相互理解と、次のステップのイメージを高めることを目的としながら、
ゆるい感じで、おもしろがる空気が広がるといいな、と思っています

あまり頑張りすぎないように、ゆるさの調節が重要ですね ^^)



この記事を書いたのは、

収益の柱を増やす「未来実現パートナー」 川原茂樹
https://mousoubiz.com/
https://twitter.com/mousoubiz


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