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舌の均衡を保つために、食べたもの。山の中で撮った写真。

さて、先日は妻の誕生日ということで家族で焼肉屋へ行きました。その道中、焼けている空が美しかったです。隣に座る息子はハマっているパウパトロールに夢中でしたが、コンデジはながらスマホには該当しないのか。お巡りさんがパウっとパウファクトしてきやしないか。と内心思いながらも目に焼き付かせるよりも記録に残すために写真を撮っていました。

煙を逃すための煙突は、面と向かって話すのを回避するためにあるのかもしれないな。と思いながら、美味しい焼肉に舌鼓を打ちました。自然と会話も弾みましたし、普段家ではあまり肉を食べない息子も良い肉を前に、バクッと肉を食らっていました。

誰かの舌だった厚切りのタンを淡々と食べました。舌鼓を打つというのはこういうことだな。ターンと食べました。むやみに韻も打ちたくなります。

翌る日の朝、昨日の焼肉の舌にまだ惹かれているなぁ、と思いながら眩しい朝日に向かって走りました。涼しくなり、太陽が出てくる方向が若干ずれて、向かっている方向の真ん中に太陽が昇っています。眩しすぎて信号も見えにくくなります。

現場に着くと前回倒したヒノキの枝にスズメバチの巣が付いていて、危うく刺されるところだった。と同僚が教えてくれました。同僚も私もアレルギーはないのでアナとフィラキシーのショックは今のところ起きない予定ですが、痛いのは御免です。住処を奪ってしまってかたじけない。

そういうわけで、親をしっかり殺して巣を観察してみることにしました。蠢く幼虫たちに気分を害される方もいらっしゃるかと思いますが、一見すると気味の悪いもの。生きているものには必ず美しさがあるのではないか。と考えています。清濁併せ呑む。という言葉が好きです。

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