松田佳之

福岡県に住んでいます。妻がひとり、子がふたりいます。 林業と写真をやっています。山に居…

松田佳之

福岡県に住んでいます。妻がひとり、子がふたりいます。 林業と写真をやっています。山に居ることが好きで林業をしています。 山で仕事をしたり遊んだり、子を育てながら考えたことを言葉と写真にしています。

マガジン

  • 眺める時間

    生きているときに撮った写真と感じた言葉を日記にしています。

  • 山から汲む言葉

    山で働く私がそこから汲んだ言葉を書きます。山に居ることで仕事をすることで生活をすることで得た考えをマガジンにしています。

  • 「流れる時間。」

    2023年11月23日から25日にかけて、 福岡県久留米市に在るholmというカフェで自身初の写真展を開催しました。 その時の写真や言葉をマガジンにしています。

最近の記事

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あの日来てくれた人とこれから来てくれる人へ。

2023年の11月に福岡県の久留米市にあるカフェholmで写真展を開かせていただきました。それから、オーナーのご厚意で3枚の写真をお店に置かせてもらっていました。そして今回、ありがたいことに新しい写真を置かせてもらえることになりました。 あの日、お店に来てくれた方々にもこれからお店にきてくれる方々にも足を運んで見ていただきたいとおもっています。 4枚の写真は、福岡県や長崎県でひとりで山に入って尾根沿いを歩いたときや子どもと一緒に川で遊んでいるときに目にした光景で、同じよう

    • キルを知る:眺める時間

      撮った時のことを覚えておくためのnoteというのを時々書いています。カメラの種類によらず、忘れっぽい私は撮った時のことをすぐに忘れてしまうので写真を言葉しようと試みる時に役に立つのです。いわば、メモです。中途半端でも書き出してみるといいことがあります。フィルム現像に出していた写真も返ってきたのでここで加筆修正を公開してみようと思います。もしかすると減筆修正が正しいのかもしれませんが。 まずは、写真からご覧ください。 クルマを走らせていると、河川敷沿いの道路にカラスがたむろ

      • すべからく幸せでありますように。:眺める時間

        先日は、友人の結婚式に参列しました。 挙式の前から家に帰るまで、何度も泣かせにくるスタイルでハンカチの面積が足りませんでした。ご結婚おめでとう。

        • 山の中で撮った写真:眺める時間

          山で仕事をするときは、かならずコンデジを胸に備えています。猟師に鉄砲で撃たれても銃弾はコンデジどまりだと嬉しいです。今の今まで出会したことはありませんが。 というわけで、眺める時間という箱をつくったのでHDDに写真をバックアップするようなノリで写真を載せていきたいと思います。ジャズプレイリストを聴きながら書いているのでノリノリです。 Lightroomを開いてRAWデータをみるときはとるに足りない写真をどうして撮ったんだろうという気持ちが強く出る時がありますが、素材を調理

        • 固定された記事

        あの日来てくれた人とこれから来てくれる人へ。

        マガジン

        • 眺める時間
          13本
        • 山から汲む言葉
          1本
        • 「流れる時間。」
          5本

        記事

          口内も天気も。

          歯の治療に行った翌日に口内炎ができた。その次の日には、口唇ヘルペスもできた。人と話すときにヘルペスのアタマに口唇ってつけてる人は、あまり聞かない。それで口内炎の勢力は徐々に広がって、舌下、刺激物に対する劇的な格闘が続いている。それでも、いいことはあるんだよ。 それが、ひきわり納豆だけは、口内炎に親和性があるということに気づいた。主語が大きいけれど、日本人として、ひきわり納豆を誇りに思う。 あれだな。歯の治療に行ったから口内が荒れてるんじゃなくて、その原因は、寝不足だよな。

          口内も天気も。

          クルマの運転:山から汲む言葉

          山で林業を仕事にして生活しています。仕事をしていると、さまざまな機械を使うシチュエーションがあります。どれだけ高性能な馬力のあるチェーンソーを持っていても上手な人は上手ですし、下手な人は下手です。道具にも人にも適切な箇所で適切に動くことがうまく乗りこなすために必要なことだと思っています。 山で働く上で大事なことは、大きく分けると3つだと思っています。それは、 ①自分と相手との距離感を正確に見極める、立ち位置の把握 ②対象となるものがどちらに動きたいのかを見極める、展開の予

          クルマの運転:山から汲む言葉

          ふたつの新しい箱。

          昨日、新しいnoteマガジンを始めました。 ひとつめに作ったマガジンは「流れる時間」というもので、これは2023年の11月に初めて行った写真展のいきさつを残したものでしたが、これはそのまま残しておく事にして、ふたつの新しい箱をつくる事にしました。 昔、ピザ配達のアルバイトをしていたので箱を作ることは苦になりません。 それで、新しいマガジンのひとつはタイトルを「眺める時間」にする事にしました。流れる時間に寄せすぎましたかね。 なぜ、眺める時間なのか。というと、写真を現像し

          ふたつの新しい箱。

          目の前を泳ぐサカナたちの名前をよぶ。:眺める時間

          その日に現像した写真の中からいくつかを眺めながら、このnoteを書いています。 先週は妻の誕生日だったのでホールケーキを買ってお祝いしました。ありがたいことに子2人妻1人と父母に囲まれながら幸せに暮らしています。 ろうそくがまっすぐ立っていないとか、むしろ先端が若干折れているとか、主役になりきっている人が若干一名いるところとか、妻が嬉しそうにしているとか。目の前の幸せを写真に焼き付けています。目ん玉も脳みそも驚異的な速度で忘れてしまいます。バックアップ取れませんし。五感の

          目の前を泳ぐサカナたちの名前をよぶ。:眺める時間

          舌の均衡を保つために、食べたもの。山の中で撮った写真。

          さて、先日は妻の誕生日ということで家族で焼肉屋へ行きました。その道中、焼けている空が美しかったです。隣に座る息子はハマっているパウパトロールに夢中でしたが、コンデジはながらスマホには該当しないのか。お巡りさんがパウっとパウファクトしてきやしないか。と内心思いながらも目に焼き付かせるよりも記録に残すために写真を撮っていました。 煙を逃すための煙突は、面と向かって話すのを回避するためにあるのかもしれないな。と思いながら、美味しい焼肉に舌鼓を打ちました。自然と会話も弾みましたし、

          舌の均衡を保つために、食べたもの。山の中で撮った写真。

          限りなく自分のためであること。

          昨年の7月から始めたこのnoteが昨日の投稿で公開中の記事が200記事になっていました。山で仕事をしている時や、子と遊んでいる時、写真を撮っている時、山に登っている時などに感じたことを思うままに書いていたらそうなっていました。 おかげさまで徐々に読んでくれる人やフォローしてくれる方、コメントをくれる方もいらして嬉しい限りです。ありがとうございます。 私のnoteを読んでくれている方は薄々勘づいていると思いますが、限りなく自分のための文であること。というスタンスで書いていま

          限りなく自分のためであること。

          オープンにすることで自分を捲し立てる戦法。

          9月の終わりがけに立てた10月の目標について書いてみようと思います。なぜなら、そのほとんどが未達成だから。オープンにすることで月末に向けて自分を捲し立てる戦法を使いますね。 立てた目標は5つ。いま考えるとほとんど達成できそうな目標なんだけど、3つを達成できていない状況。有言不実行な自分に腹が立ちます。この腹を両手で鷲掴みにして揺らしてやろうか。いまならもしかすると、挽回の余地もあるかもしれない。と思って、オープンにすることで自分を捲し立てるスタイル。2回目。 それではそれ

          オープンにすることで自分を捲し立てる戦法。

          相対する対象と一対一

          山で樹という生き物の息の根を止めることを仕事にしています。 そこで伴う危険は展開の予測と自分の立ち位置を掌握してさえいれば、こちらの身体がこの世を去るほどの危険は無いのではないか。という仮説を立てながら日々実験を繰り返しています。 実験対象は私自身で、その実験が失敗する時というのは、みずからが死ぬときなので、その失敗に気づかないままに実験を終えることができます。その時に悲しいのは私の家族だけです。悲しませたくないので絶対に山では死ねませんけど。 林業の職業人口は、他産業に

          相対する対象と一対一

          変化に身を任せながら。

          1日1,000文字くらいの緩いnoteをマガジンで書いていけたらいいなと思っていますが、気の利いたタイトルが思いつかず尻込みしています。どなたか私のヒップをしばいていただける方はいらっしゃいませんでしょうか。あ、”尻込みしないための箱”なんていかがでしょうか。詰まるところ、自分のケツを叩くのは自分しかいないという結論をひねり出そうと思います。タイトルはまた考えることにして。 思いがけず下世話な切り出しになってしまいましたが、先週末山に登っていて気づいたことがあったので、今日

          変化に身を任せながら。

          山に登るのも、写真を撮るのも。

          天気は晴れ。朝7時に起きて動いてはいるものの、気持ちはなぜか晴れない。スイッチが入っていない感じというか、次の日に一緒に山に行く友人への手土産は買った。3軒ほどコンビニに行き、ドラッグストアにも寄ったというのに自分の昼食は買い忘れた。全く便利さを享受できていない。 次の日に友人と山に登る予定にしていたので、前日からその近くを徘徊し、気が向いたら山に登って暗くなって降りてこよう。と思っていた。 強引に結論を出してみると、結果オーライな2日間だった。 この日向かったのは、大

          山に登るのも、写真を撮るのも。

          1日山に居て撮った写真の中から。

          この日は前日の夜にコーヒーを用意していなかったのでコンビニのコーヒーで済ませる。 仕事に向かう途中、だんだんと近づいてくる山をみていつもいいなと思う。特に霧がかっている時がいい。濃霧の中森林に入るのは物凄く気持ちいい。 現場についた時に木漏れ日がボディに写り込む。光がみえるだけで心地よさを感じるんだから、プライスは本当にレス。 生きていた葉が徐々に枯れていくのを見て、綺麗だと思って撮った。1日1種類でも365日続ければ365種類の植物を覚えられる。同じスピードで忘れてい

          1日山に居て撮った写真の中から。

          海は広いところで、川は奥にあるところ。

          天気は降りそうで降らない曇り。 今日は息子とふたりで山に行った。という始まりのはずだった。ザックをさささっとパッキングして、軽トラに荷物を積み込む。ガソリンが底をつきそうだったのでスタンドに立ち寄る。お金を支払って運転席に乗り込むと、息子が一言。 「海にいきたい。」 そう言われば仕方ない。すぐに方向を転換した。念の為に彼にきく。 「海ってどんなところ?」まだ2歳なのだ。よく喋る2歳だけど、海と川、池なんかはまだまだ区別が付いていないと思っていた。 返ってきた返事は、「海

          海は広いところで、川は奥にあるところ。