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沢蟹の観察をする私を観察する主人の話

日がな一日沢蟹の観察に勤しむ私を見兼ね、
「そんなに好きなら飼ってみたら」と
主人が提案してくれた。
そこでつがいで二匹の沢蟹を
素揚げせずに生かし、
観察を続けることにした。
という一文を昨日の記事の最後に
確かに書いたはずなのだが、
今日確認するとなぜか消えていた。
操作を誤って消してしまったかもしれない。

何はともあれ二匹の沢蟹は、
今現在も我が家のリビングに置かれた
金盥の中でガサガサと蠢いている。
雌の沢蟹の方が何かと好戦的で、
ちょっかいを出すと
すかさず両手のハサミを広げ
威嚇してくる。

ちなみに沢蟹の雌雄の判別は
ハサミの大きさで行う。
右手のハサミが極端に大きいのが雄、
両手のそれが同じ大きさであれば雌である。
ところが一匹だけ
左手のハサミが大きい雄がおり、
珍しいのでこれを飼うことにした。

餌は相変わらず水草、米粒、
そしてパンくずを与えている。
今朝パンくずをやりながら
「食べな〜」などと話しかけていると、
主人がこちらを見ていた。
何かと思えば、
「沢蟹の観察をする妻の観察」
だそうである。
主人にとっては私の方がよほど
物珍しいのかもしれない。




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あややま
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