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名古屋フィル定期演奏会第524回

今日は名古屋フィルの定期演奏会へ行きました。
先月の第523回に続いて2カ月連続で名古屋フィルの定期演奏会を聴きました。

今日は入場者にクリアファイルもらえました。
過去にも名古屋フィルの定期演奏会でクリアファイルをもらったことがあります。大切に利用します。

今日の公演で特に注目しているのが、
コダーイのハーリ・ヤーノシュとハイドンの告別です。

◼️コダーイ/ハーリ・ヤーノシュ

ハーリ・ヤーノシュにはツィンバロンというハンガリーの琴が演奏されます。
ツィンバロンの響きはこのYouTubeを確認してください。日本の琴とは違う音色がありますね。

スタメン発表が前々日にありましたが、
ツィンバロンの位置がすごいところです。
探してみてください。

そしてアルトサクソフォンには有名な上野耕平さんです。

第3曲と第5曲でツィンバロンの楽器が出てきました。ツィンバロンの音が効果的ですね。
第5曲のハンガリーの民俗舞曲がいいですね。
第3曲はヴィオラのソロも良かったです。

そして第4曲めにはナポレオンとの戦いでは上野耕平さんのサクソフォンが聴けました。
ナポレオンの葬送行進曲が弱々しく響かせます。

ハーリヤーノシュ、30年ぶりぐらいに演奏会で聴きましたが、良かったです。

◼️ハイドン交響曲第45番「告別」

ハイドンの疾風怒濤期の傑作、交響曲第45番です。
ハイドンの感情表現がストレートに出た時期で、後のモーツァルトやベートーヴェンなどにつながっていくような曲がいくつかあります。

この曲の第2楽章はモーツァルトの交響曲第39番につながる感じします。

クライマックスは第4楽章。
楽団員が次々とお別れし、そっと退席します。
どんどんいなくなってきます。

最後は4人になってヴィオラの叶澤さんが退席し、なんと指揮者のカワケンさんも退席します。
指揮者がいなくなるのは意外でした。

最後に残ったのはコンサートマスターの山本さんと第2ヴァイオリンの小森さんの2人だけになりました。

告別の演出が見れたのが良かったです。
この曲のCDは30年以上前から持っていますが、CDではこの演出はわかりません。

◼️モーツァルト/序曲「フィガロの結婚」

後半はオペラの序曲、組曲になります。
個人的にはモーツァルトのオペラ序曲ではフィガロの結婚と後宮からの逃走の2曲が好きです。
モーツァルトのオペラには魔笛でもフィガロの結婚でも後宮からの逃走でも大どんでん返しがありますが、ハッピーなのはこの2曲ですね。

◼️リヒャルト・シュトラウス/組曲「ばらの騎士」

そして最後がばらの騎士です。
フィガロの結婚と似ているところがありますね。
変装して騙して最後に結ばれるというハッピーエンドな展開が似ていますね。

ハッピーなワルツが優雅でいいなと思います。
前半のハイドンでは寂しくお別れ、後半のばらの騎士ではハッピーな展開。満喫しました。

今日はハイドン、モーツァルトの小編成、コダーイ、リヒャルト・シュトラウスの大編成と舞台配置のスタッフは大変でしたが、すばらしい演奏会に感謝です。

そして今日は指揮者(音楽監督)のカワケンさんの色が出た演奏会だったなと思います。




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