名古屋フィル第89回市民会館名曲シリーズ
今日は仕事を終わらせて市民会館へ向かいました。
名古屋フィルの市民会館名曲シリーズです。
今日のお目当てはシェレンベルガーさんのオーボエの吹き振りのモーツァルトのフルートとハープのための協奏曲のオーボエとハープ版です。
シェレンベルガーのオーボエの吹き振りは2020年1月の名古屋フィル以来、聴きます。
リヒャルト・シュトラウスのオーボエ協奏曲でした。
なお2020年1月というとコロナ禍前ぎりぎりセーフな頃です。
仕事が17時半までで自宅勤務です。
名古屋市地下鉄で移動して18時20分ぐらいに到着しました。
ロビーコンサートが始まっていてドヴォルザーク弦楽五重奏曲第2番第1楽章。めっちゃ好きな曲です。コントラバスが入ったサウンドが魅力です。ちなみに第3番はコントラバス無しでヴィオラ2本になります。
この2つの曲のサウンドの違いが格別で、クラシック音楽初心者の頃からドヴォルザーク大好きな所以になっています。
今日も前置きが長くなってしまいました。
ロビーコンサートから音楽にのめり込みます。
今日は4階から聴きました。
4階だと演奏者の表情や細かい動きは見えませんが、全体が見えるのはメリットです。
部分部分でどの楽器が活躍しているかが見えます。
■モーツァルト/フルートとハープのための協奏曲(オーボエとハープ版)
オーボエ版は初めて聴くし、シェレンベルガーさんが指揮とオーボエの二刀流で吹き振りをするというのが貴重です。
ハープ奏者のマルギット=アナ・シュースさんとは夫婦であることを演奏会終了後に知りました。ハープの音が美しいです。
フルートとハープ版もいいけど、オーボエとハープ版は格別な音の深みがあり、別世界ですね。
第1楽章の終盤のオーボエとハープの2楽器だけのカデンツァがすばらしかったです。
第2楽章は天真爛漫な夢心地です。
音の美しさにうっとりです。
第3楽章は楽しく終わります。
演奏終了後にはアンコールにオーボエとハープだけの演奏。シューマンです。
素敵な演奏でした。
今週末は東京公演もあるみたいです。
■シューベルト/交響曲第8番グレイト
昔はグレイトは第9番で、第7番が欠番でしたが、最近は未完成交響曲が第7番、グレイトが第8番にしていますね。
モーツァルトは都会育ち、シューベルトは田舎育ち(最高の田舎っぺはロビーコンサートのドヴォルザーク)
モーツァルトとシューベルトの違いをすごく感じる演奏会でした。
交響曲グレイトは牧歌的な魅力が満載で、こんな世界に行きたいなという感じになりますね。
交響曲グレイトの演奏は演奏会は何回か聴いていますが、今日は格別にすばらしい演奏でした。
シェレンベルガーさんの指揮はメリハリが効いて曲の長さを感じないぐらいに1つ1つのフレーズを大切に演奏していました。
この曲は第1楽章がホルン、第2楽章がオーボエ、それぞれ名古屋フィルの奏者がすばらしかったので、その後の弦楽が入るところがまたすばらしかったです。
今日はオーボエとハープのための協奏曲がお目当てでしたが、シューベルトの交響曲第8番グレイトもすばらしくてお得な演奏会でした。
名古屋市民会館の外のイルミネーション、きれいでした。
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