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秋の睡眠不足を解消しよう。

秋の睡眠で注意すべきポイントをお伝えします。
秋は夜長。つまり、睡眠の質が秋の質を決めるということです。

季節の変わり目で眠れなくなる方はご注意くださいね。

1. 乾燥対策

秋は空気が乾燥しやすい季節。「喉」や「肺」の機能が影響を受けやすい季節とされています。乾燥した空気が、呼吸器系のトラブルや体内の水分不足が生じやすく、睡眠の質が低下することにもつながります。
特に、喉の渇きや皮膚の乾燥、咳などが夜間に強く出ると、安眠が妨げられる原因となります。

加湿器なども対策としては上がるのですが、極論口呼吸などがあれば、まずはそこから見直していきましょう。
食べるものでも潤いを確保いていけます。
旬の食べ物を摂ることもおすすめです。

・梨(なし)
梨は体に潤いを与え、特に喉の渇きや咳を和らげる効果があります。秋の乾燥した空気により負担を受けやすい肺を潤す働きがあり、呼吸器系のトラブルを予防するのに役立ちます。

・白きくらげ
白きくらげは、東洋医学で「肺」を潤す食材として知られています。乾燥による肌のトラブルや喉の痛みを和らげる効果があり、煮物やスープに加えて摂取することで、体内に潤いを補給します。

・杏仁(あんにん)
杏仁は、咳や乾燥による喉の不快感を和らげる効果があります。特に肺の乾燥を防ぎ、体全体に潤いを届ける働きがあるため、杏仁豆腐などで手軽に取り入れることができます。

・山芋(やまいも)
山芋は、消化を助けながら体を滋養し、潤いを保つ働きがあります。腸内環境を整え、乾燥で弱りがちな消化器系にも優しい食材で、さまざまな料理に使えるのが特徴です。

2. 秋の「陰陽」のバランスの乱れ

これは、東洋医学の考え方になりますが、秋は夏から冬への変わり目で、陰陽のバランスが乱れやすい時期です。

日照時間が短くなることで、体内の「陽」のエネルギーが減少し、寒さが増すことで「陰」のエネルギーが過剰になります。このバランスの乱れが、心身の不安感や情緒の不安定さを起こしてしまうときは、睡眠に影響が出てしまう可能性があります。

気持ちが滅入りやすいなどあれば、日の入りも早くなるため、自己の内観がよりネガティブに傾かないように注意してくださいね。

3.「肝」のエネルギー滞り

秋は夏の活発な活動期が終わり、心身がゆったりとしたリズムに戻る時期ですが、過度のストレスや忙しい生活リズムが続くと「肝」のエネルギーが滞りやすくなります。
東洋医学では「肝」は気の巡りを調整する役割があり、これが滞ると、イライラや不安、頭の中が整理できない状態が生じ、睡眠に影響を与えることがあります。

・五行説の考え方から見る「肝」が低下する理由

五行とは、木(春)、火(夏)、土(土用)、金(秋)、水(冬)の5つの元素を自然界や人間の体と結びつけて説明する理論です。
「金」と「木」の関係は、金が強くなると、木は弱くなる性質があります。
これが秋に肝のエネルギーが低下しやすい要因とされています。

・季節の変化に伴う心身の調整

五行説において、季節の変化は人間の心身に大きな影響を与えます。
秋は「収穫と収縮」の時期であり、体内でもエネルギーが外に向かう夏から内側に向かう秋へと移行します。
この変化に対応するためには、体も心も調整が必要です。
しかし、肝がスムーズにその変化に対応できない場合、気滞やエネルギーの不足が生じ、肝の働きが低下することがあります。

まとめ

乾燥に対する対策はもちろん、陰陽五行の考えからも睡眠の質が低下しやすい理由もお伝えしました。
秋を快眠体質に変化させるかどうかも含めて、対策を考えていってくださいね。

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