ROCKET PITCH NIGHT AUTUMN 2023 のピッチ映像公開!
MOUantAIは11/30(木)に麻布台ヒルズ Hills House(33F & 34F)にて開催されたROCKET PITCH NIGHT AUTUMN 2023(共催:Venture Café Tokyo、CIC Tokyo、Mori Buliding) に出場しました。
ROCKET PITCH NIGHTとは
3分というピッチフォーマットをもとにした、Venture Café Tokyoのシグネチャーイベントです。今回の登壇では画像認識AIの技術を用いて、介護施設の入居者さんの食事摂取量を記録するサービス「めしパシャ」についての発表を行いました。
YouTubeで当日のピッチの様子を公開しています。たった3分で今のMOUantAIについて知ることができるのでぜひご覧ください!
以下、ピッチの内容です
MOUantAIの太田です。今回話すのは、介護施設の食事に関するお話です。
健康な僕らにとって、食事量が少し落ちようが大きな影響はありません。しかし、介護施設に入居されている方々にとって、食事量が落ちることは命に関わるようなことです。食事量が落ちると、低栄養状態になって、筋力も落ちて、骨も弱くなってしまいます。その結果、自分で体を動かすことすらできなくなってしまいます。だからこそ、介護現場では食事量の低下を見逃してはいけないんです。しかし、実際施設では人が目で見て「6割ぐらい食べたかな」という感覚や感のような方法で食事量が図られているということが分かりました。この方法ではどうしても測定結果に個人差が出てしまいます。大事な食事量のデータ、こんな曖昧な方法で測ってしまっていいんでしょうか。この事業を考えるにあたって、介護施設にいる方々、関係している方々にお話を聞いてきました。「こんなあやふやな方法でいいんでしょうか。」すると、「良くないよ。ほんとは1人1人きちんと測りたいんだ。」という答えが返ってきました。 でも、他に方法はない。だから僕たちが新しい方法を作り出します。それが、写真をパシャっと撮るだけで食事量が簡単にわかるアプリ「めしパシャ」です。こちらがデモ映像です。現場ですることは、写真をパシャっと撮るだけ。あとは登録ボタンをポチっと押すだけで、AIがどれだけ食べたかを自動的に判定してくれます。現場で介護用ソフトウェアを導入している場合は、そこへの転記も自動的に行えるようなシステムを作りたいと思っています。
この「めしパシャ」で変わることは大きく2つあると思っています。1つ目は、データの信憑性の向上です。これまでは感覚でそれぞれが測定していたので、人によってバラバラな結果が出ていました。しかし、これからはAIを導入することで、基準が1つに統一されます。その結果、データの信憑性がぐっと上がり、利用者の方のより正確な健康状態を把握することができます。もう1つが手間の削減ですえ。これだけ多くの手順がこれまではありましたが、これからは写真をパシャっとと撮るだけに変わるので、 年間約30万円ほどの費用削減になります。何より、悩まなくてよくなります。さらに、空いた時間を利用者の方と直接関わる時間に変えて欲しいなと思っています。さらに、ご家族向けサービスとして、いつでも食事量を見られる機能、「めしパシャプラス」というのも考えています。
今日は3つのお願いがあってここに来ました。1つ目、介護関係者の方と繋いでください。今、現場を知れていない状況なので、ヒアリングと現場見学をさせていただくのと、実証実験させていただける介護施設様をお探ししております。2つ目に、栄養学に関する研究者さんを探しています。栄養学の発展とか、医療の発展を見込めるようなソリューションになると思っていますので、皆さんの力貸してください。最後に、画像認識に詳しい方、開発にあたって色々なアドバイスをいただけたらと思っています。介護に関わる方が幸せな世界を目指しております。ありがとうございました。
ROCKET PITCHへの出場は7月に大阪で開催されたROCKET PITCH KANSAI 2023に続き2回目となります。前回の詳細は以下の記事&動画にて公開中です。(たった3分なので直ぐに見れます!)
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MOUantAI
担当 林
メール ri0142hp@ed.ritsumei.ac.jp