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事例紹介│もったいない食材を活用した商品海外の商品開発事例
こんにちは、プロボノメンバーのなほです。
今日は世界のもったいない食材を活用した商品開発の事例を紹介します。
世界の食品ロス問題は深刻化しています。
World Food Programee (国際連合世界食糧計画)によると、
消費目的で作られた世界の食料品の三分の一の量が捨てられているそうです。その重さは年に約13億トンであり、(東京ドーム約1050杯分)一兆ドルの価値に値します。
消費されなかった世界の全ての食料は二十億人を養うのに十分な量で、この数字は世界の栄養不足の人口の約2倍以上だそうです。
この多大な量の廃棄物による問題を解決するために、弊社のような会社が世界中で活動をしています。
ここではフードロス食材を活用した商品開発の事例を紹介していきます。
<The Coffee Cherry Co>
コーヒー豆は何からできているか知っていますか?実は写真にあるようにコーヒーチェリーという木の実からできています。しかし、種子以外はコーヒー豆を作る過程で不必要になるため農園で腐ってしまい、廃棄されることが多いそうです。The Coffee Cherry Co では余った身を粉末状にすることにより、栄養価の高いコーヒー粉を販売しています。
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画像出典:Intercontinental Coffe trading https://ictcoffee.com/a-look-inside-the-coffee-cherry/
ここで製造しているコーヒー粉は小麦粉と同じような用途で使うことができ、飲み物から焼き菓子と幅広く使えます。
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The Coffee Cherry Coではコーヒーチェリーを有効活用する取り組みにより以下のような利点を得られたそうです。
温室効果ガスを減らす
農園の収入源を増やす
新しい仕事を増やす
<Toast Ale>
ビールはパンから作ることができます。このロンドンの会社では、数多くのベーカリーやサンドウィッチ店から余ってしまったパンを集め、ビールを製造しています。2015年に会社ができて以来、Toast Aleでは以下のようなことを可能にしてきました。
300万枚のパン、38万Lの水を節約
61トンのCO2排出量を削減
260,000m2の土地の回復
€106,000の寄付を食料システムの修復と食料廃棄物と戦う慈善団体へ
(6/16/2023 現在)
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”raise a toast” とは英語で乾杯する(幸せや成功を願う)という意味です。
“raise” 単体では「集める」という訳し方もあります。
幸せを願う x パン(トースト)を集める。この会社のキャッチフレーズの一つでもあるraise a toast の意味も深く考えられていてとても面白いなと感じました。
<Rubies in Rubble>
会社創立者のJennyさんを筆頭に、Rubies in Rubbleでは調味料を作っています。形、大きさ、色などの理由によって売れなくなってしまった野菜やフルーツを集め新しい調味料を作ることで、フードロスの解決に取り組んでいるそうです。商品としてはケチャップやマヨネーズ、レリッシュなどが挙げられます。
ボトル自体もリサイクルされたプラスティックボトルを使い、使った後もまたリサイクルできるようになっていて、徹底的なSDGsへの活動が伺えます。
他のレストランやホテルとの提携もしているそうです。
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<まとめ>
今回はフードロスの解決を目的に食品開発している会社をまとめました。ここでは3社しか取り上げませんでしたが、沢山の人や会社がSDGsの為に新たな挑戦をしています。商品開発のアイデアも豊富で、楽しい発見ばかりでした。
個人的には、公式ウェブサイトの多くが「数値」で売上から出る環境へのメリットを表していて驚きました。ホームページもカラフルで見やすいものが多いと感じました。
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このような活動をしている会社が活躍できる社会を作り、フードロスの解決に少しずつ近付いていけたらいいなと思います。
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