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ハイ・コンセプトを読んで。6つの感性のうち、「論理」ではなく「共感」について

ハイコンセプト:新しいことを考えだす人の時代 を読んでのメモ。


左脳的でロジカルな思考よりも、右脳的な全体像を見たり、共感したりする思考がこれからは大事になる。

そして、これからは「6つの感性」が大事になってくるそうです。

6つの感性

「機能」だけでなく「デザイン」
「議論」よりは「物語」
「個別」よりも「全体の調和」
「論理」ではなく「共感」
「まじめ」だけでなく「遊び心」
「モノ」よりも「生きがい」

今回は、「論理」ではなく「共感」について、感じたこと。


リーダーシップ=共感すること

共感とは、本書では以下のように表現されている。

「共感」とは、相手の状況に自分を置き換えて考えられる能力であり、その人の気持ちを直感的に感じ取れる能力である。
また誰かの立場に立ち、その人の視点で考え、その人が感じるように物事を感じることのできる能力である。

また本書の引用部分の中に、

リーダーシップとは共感するということだ。人々の人生にインスピレーションと力を与えるために、人と結びつきを持ち、心を通わせる力をもつことなのだ。 (オプラ・ウィンフリー)

という言葉があり、その後、ビジネスにおいてもコンピュータに置き換えできない重要な能力が、「共感」であるという話がある。


「相手の気持ちを考えて行動しなさい」とは昔から言われているけど、ビジネスの世界になると、つい「論理」が先に来てしまい、「現在の状況ではこうなる。それはこれが原因。だからこの対策が必要」みたいなことを考えてしまう。でも結局のところ、仕事を行うのも人だから、いくら「論理」が正しくても、相手の気持ちの中で腑に落ちないと、よいアクションにつながらない。

リーダーシップ=共感 というのは、よく的を得ている。カリスマ性のあるリーダーがよいリーダー像といわれやすいのは、共感をつくる力が優れているからなのだろう。

自分自身、会社の中で何か新しいことをする、という時には、一人の力ではできないことも多く、誰かに協力をしてもらったりすることはよくある。こうした時も、ただ「今こういう状況なので、必然的にこれからは●●が必要だ」みたいな「論理」ではなく、関係する人たちの「共感」をつくる場や話し方などの工夫をできるようになっていきたい。共感ができて、みんなで取り組んだ方がより遠くまで行ける。



共感をもっとちゃんとしてあげないと

読んでいて思ったのが、子どもと対峙する時にも当てはまるな、ということ。「●時には出発しないといけないけど、あとAとBとCをやらないといけない。今、▲時で、ABCには●分かかるからんだから、早く準備してよー」みたいなことを子どもに感じたり、言ってしまったりすることがある。「論理」で動かそうとしている感じ。

でも、本当は子どもにもすぐできない事情が実はあったりするんだろうな。「実はD(トイレ)にいきたいのにー」「いやいやそんなに時間かからんし」「いつも何かお願いしても、ちょっと待ってーっていうんだから、少しぐらい待ってよー」みたいな。

こういう時も、「共感」をつくって、心を通わせることが本当は必要なんだろうなと、今書きながらも思い出し反省。。。


「論理」ではなく「共感」 についてのメモでした。

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