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日本を覆う学級について
日本を覆う学校の学級についてリンクしてみました。
学級の歴史
産業革命時代の19世紀イギリスに誕生した工場生産的な学級による学年一斉授業によるエデュケーションが、明治維新後の教師が不足していた大日本帝国の学校教育に導入されました。
「大人も、自分がかつて「学級」に所属した時の意識を、十分に説明できない。「学級になじめなかったのは、学級というシステムに問題があったからではなく、自分の社会性の欠如に原因があった」と思い込んでいるかもしれない。」(柳治男『〈学級〉の歴史学』講談社選書メチエ、P4) pic.twitter.com/qrMAP0s5ts
— 本ノ猪 (@honnoinosisi555) April 28, 2021
柳治男『〈学級〉の歴史学』(講談社2005)。中世の大学にクラスはないし、現代でもクラスを解体すればいじめは起こらない。では明治期以来の悪しき日本の学級モデルはどこから来たか。それは19Cイギリスで大成したモニトリアル・システムで、監視と効率の融合に由来する。こうした歴史を解き明かす。 pic.twitter.com/xWzgWanmxT
— 岡和田晃_Akira OKAWADA (@orionaveugle) February 22, 2020
"一九世紀に入るまで、生徒を年齢や能力で分け、一つの部屋に区切り、一斉に教授する「学級」は存在しなかった。"
— 歴史の呼び声 (@call_of_history) February 27, 2019
「<学級>の歴史学」柳 治男 著 https://t.co/lpaSM1SdeM
こういうのを社会学では「全制施設」とか「全制的施設」と呼ぶらしい。
— カクマニッ!! (@marokakmanit) May 12, 2019
(柳治男『〈学級〉の歴史学―自明視された空間を疑う』p.180) pic.twitter.com/9sevY5VYql
近代イギリス大衆学校における一斉教授の成立について
https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/record/29740/files/KJ00000126087.pdf
集団教育の問題点
ひとりひとりの能力・特性に合わせた最適な学習が提供されていない。年齢別教育課程による集団教育に問題があるのではないか。
— ななし (@Nanasisan) October 11, 2024
年齢別教育課程による集団教育には確かに問題点が指摘されています。以下はその主な問題と背景です。
### 1. **一律的な教育が個別ニーズに対応できない**…
戦後のマルクス主義的集団づくり生活指導
戦後の大学の学問はマルクス主義的思考が科学的思考とされ、イデオロギーに染まっていきました。そのなかで教育学においては、先に生活綴り方生活指導、後に、集団づくり生活指導という集団主義教育が盛んになりました。
そして、戦後「綴り方生活指導」にまで発展?して、作文は、共産主義的「(革命の)主体化」の道具となった。
— 狸穴猫/松村りか (@mamiananeko) February 13, 2023
さらにそこを端緒として
「学級集団づくり生活指導」
「感動的解釈優先の国語教育」
という二つのしょーもない路線が発生しちゃったんだよね~。 https://t.co/AZQF9z84N8
学級集団づくり生活指導(班核討議づくり)の模式化曼荼羅
— 狸穴猫/松村りか (@mamiananeko) December 23, 2023
赤い先生たちが好んだ学級運営w pic.twitter.com/yRvs0nf2oR
どうやら集団主義教育を信奉する方がいるようですね。
— 狸穴猫/松村りか (@mamiananeko) January 16, 2024
https://t.co/HhDpFAHHj2
これ、全国生活指導研究協議会がだした、マニュアル本の記述にかなり近いです。
『学級集団づくり入門第二版 全生研常任委員会 明治図書 1971』https://t.co/Cj0zC4vx71 pic.twitter.com/AJspLCy2D1
いっぽう子供は儀礼的に対応
いっぽう日本の子供たちは、各学級で儀礼的に対応しているようです。
【ニュースデータ】日本の生徒は「儀礼的」に教師に従っているだけ……教師と関係が良好な生徒は突出して少なく学校の統制は生徒の「儀礼的」な戦略で維持されている by 舞田敏彦https://t.co/i9WbTWJNGL#学校 pic.twitter.com/IMHvXjBoeY
— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) June 7, 2016
学級会化する日本の政治 社会
日本の企業や政治においては、学校の学級会レベルにしかみえないという意見がXには散見されます。学級会文化に浸食されてしまっているように見えますね。
「日本の企業は、まるで公立高校の部活動のよう?
鈴木:
組織論の話ばかりになってしまって申し訳ないですが、『失敗の本質—日本軍の組織論的研究』を授業で扱ったとき、学生から「日本の企業は公立高校の部活動のようだ」という意見が出ました。たまたま集まったメンバーのなかで、それに見合った目標を決め、実力のある下級生がいてもレギュラーに選ばれるのは上級生という温情主義が支配している。」
https://www.blwisdom.com/management/interview/wmlg/item/10281-21/10281-21.html?mid=w529h90400001038290&start=1