パーソナリティと読書(人格の陶冶・人格の完成)についてまとめてみました。
パーソナリティの翻訳語「人格」と「人格の完成」概念について
井上鉄次郎は、教育(能力開発”Education”の翻訳語)の目的を人格者=人格を完成した聖人 仏陀、キリスト、ソクラテスになることとしました。
大正期に大流行した「人格の完成」の方法論は「読書」という教養主義
教養主義今なお片鱗が残っています。
学生の読書量と自我形成の関係性https://www.tatsuki.org/DoshishaThesis3/thesis/2003/03_OFUKA.pdf
「読書と作文は「豊かな人間性」を育むためにある」という思想に基づく読書感想文について書いています。
パーソナリティは読書ではなく遺伝と環境で定まる
読書の効用
フィクション上の読書の効用
フィクション上の読書についてみても、読書したキャラクターのパーソナリティに変化はみられないのは興味深いです。
ちなみにフランケンシュタインのクリーチャーが読んだのはミルトン『失楽園』、プルタルコス『対比列伝』、『若きウェルテルの悩み』でした。
フィクション作品の読書は共感が向上する
読書の効用が全くないかというと、そうではありませんでした。
読書効果の科学
共感とは
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