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マインド ハート ソウル などの心霊用語リンク集
日本では、もともと心霊用語概念の種類は多くないにもかかわらず各国の概念を無理やり翻訳するので混乱を極めています。このことは概念は翻訳できないという筆者の説の根拠でもあります。
そこで、翻訳できない各概念を整理し理解を深めるためのリンク集をこころみました。
とりあえず訳すには
心霊用語の和訳の混乱
邦訳『プラトン全集1』(1975)に収録された対話篇『パイドン』には、「魂について(peri psyches」という副題がついている。アリストテレスの著作でまったく同じタイトルをもつ 作品があるが、邦訳『アリストテレス全集7』(1968)では、『霊魂論』と訳されていた(ラ テン語では、『デ・アニマ』と訳されている)。これが数年前に、『心とは何か』(講談社学 術文庫版、1999)という新訳で出版されたときには、そんな訳も可能なのかと驚いたが、 現代の心理学的な関心から読んでもらえるなら、それもいいかと思った。現に目次を見れ ば分かるように、同書は、世界初のまとまった心理学書と呼ぶこともできよう。しかし、 さらにその後、『魂について』(西洋古典叢書版、2001)という新訳が出版された。植物の 魂、動物の魂、人間の魂と、魂を三つの層で考えていることも考えると、「心」という訳語 も苦しいところがあり、結局、無難なところに落ち着いたと感じた。これを見ても分かる ように、ギリシア語「プシュケー」は、「霊魂」とも「心」とも「魂」とも訳すことができ る。 さらに言えば、周知のごとく、日本語で「心理学」と訳されている「Psychologie」とい う語は、「psyche」と「logos」(学)から作られた造語であり、また、「精神医学」と訳され ている「Psychiatrie」という語は、「psyche」と「iatoria」(治療)から作られた造語であ る。つまり、ともに「プシュケー」という語を含んでいるのだが、それが一方では「心理」 と訳され、他方では「精神」と訳されている。同じような事情は、ラテン語の「アニマ(anima)」 「スピリトゥス(spiritus)」にもあるし、ドイツ語の「ガイスト(Geist)」「ゼーレ(Seele)」 「ヘルツ(Herz)」にもあり、さらに、英語の「ソウル(soul)」「マインド(mind)」「ハート(heart)」 にもあり、それぞれ、日本語の「霊魂」「魂」「精神」「心」のどれに対応するかを言うのは 困難である。
各言葉
ルーアハ ルーアッハ ルアハー
女性格
ルーアハ ruagh ヘブライ語です。もともとの意味は 風 です。
目には見えないけれど、そよと吹くと肌で感じる。木々を揺らせば、砂塵を舞い上がらせればあると認識できる。
見えないけれど、そして何故風が吹くのかわからないから
古代の日本人は風情を感じたり畏怖したり、古代のイスラエル人は神を感じた。
聖書ではルーアハを 霊 と訳すことが多い。
しかし、聖書に書かれたルーアハはすべて霊とは訳されてはいない。
スピノザは聖書の30箇所以上のルーアハを個別に丁寧に抽出して分類している。
(1)息
(2)活力又は呼吸
(3)勇気とか力
(4)能力とか応用性
(5)心の判断
(6)精神そのもの或いは生命そのもの
(7)東西南北の方位を意味し、又すべての物の外側を意味する
心・精神・生命そのものであったり、
心の動きに作用する内外のなにものかを表現しているような言葉です。
外から人間の心に働きかけるものを霊といったのかもしれない。あるいは、人間の内にあるもので受動装置としての霊といったのかもしれない。
尚、聖書では、聖霊のことは、ルーアハ・カドシュと明確に書かれている。
プネウマ
プシュケー
からだとこころといのちの概念史 : ひとつの素描
いわゆる聖霊
聖霊は女性格?https://web.archive.org/web/20150923222750/http://resurrectio.web.fc2.com/sub1-Holy_Spirit.htm
スピリチャル
「スピリチュアル」の意味―聖書テキストの考察による一試論https://i.kawasaki-m.ac.jp/mwsoc/journal/jp/2014-j24-1/P11-20_kajihara.pdf
スピリチュアリティ
スピリット
英語の多義語 “spirit” の認知意味論的分析https://www.jstage.jst.go.jp/article/njku/25/1/25_23/_pdf/-char/ja
マインド メンタル
mind /mάɪnd/ : 精神
mindは「精神」を意味し、語源はラテン語のmens(心)に由来します。同義語のheartは感情的な側面が強いですが、mindは人の頭の中にある思考能力を指します。例えば健康的な食生活や適度な運動は心身を健康に保ちます(to keep your mind and body healthy)。どれだけ科学が進歩しても人の心を読むのは難しいです(to read one’s mind)。頭脳明晰な人(one who has a brilliant mind)は好奇心も旺盛なので、いろんな種類の本を読み、己の思考力を高めます(to improve his mind)。また考え方が人によって異なることを「十人十色」と言いますが、英語ではSo many men, so many mindsと表現します。
mental /ménṭl/ : 精神の
mentalは「精神に関連する」という意味で、語源はmens(心)に由来します。知能(mental ability)の高い人は暗算(mental arithmetic)などの精神活動(mental activity)を素早く行うことができるので、頭脳労働(mental labor)に携わることが多いです。またmentalは「精神的な健康状態」を言及するときにも使われ、対義語にphysicalをとります。例えば人は過度なストレスにさらされ続けると鬱などの精神病(mental illness/disorder)になってしまうので、適度にストレスを解消して心の健康(mental health)を守っていきたいものです。
https://eng-etymo.com/archives/831#:~:text=mind%E3%81%AF%E3%80%8C%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E3%80%8D%E3%82%92%E6%84%8F%E5%91%B3,%E6%80%9D%E8%80%83%E8%83%BD%E5%8A%9B%E3%82%92%E6%8C%87%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
ソウル
中国の魂魄
中医学の神
日本古代の神霊観
日本古代の神霊観 その比較思想史的考察
https://www.jacp.org/wp-content/uploads/2016/04/1981_08_hikaku_09_yamashita.pdf
日本の霊 魂
霊・魂と身体をめぐる中世的表現
https://www.shokei-gakuen.ac.jp/univ/wp-content/uploads/sites/2/2018/07/86bc18ce12511f4ffdf85ac4c6608b34.pdf
たましひ
日本人のたましい観の心理臨床学的試論: 芝田和果 · 2014
https://kbu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=1066&item_no=1&attribute_id=21&file_no=1
こころ
精神
日本語の「精神」は、中国語に既にあったものを漢語系語彙として使用してきたが、文明開化以来、ギリシア語: Pneuma、ラテン語: spiritus、英語: spirit、フランス語: esprit、ドイツ語: Geist等の訳語として使われていることも多い。例えば日本語では、「精神」と「理念」と「スピリット」などと別表記にして相互に関連が無いと思い込んでいても、元のインド・ヨーロッパ語族の話し手は同一語を使っており、なんらかの語感を意識して込めている場合が多い。
また中国では、「精」と「神」とを組み合わせた古い漢語であり、元来は元気やエネルギーという意味であった。これが今日のような「物質」の対義語として使われるようになるのは、明治の日本でドイツ語のGeistなどの翻訳語に選ばれて以来のことである。インド・ヨーロッパ語族の語の示す概念の広がりと似ており、背景となっている「気」が精神と物質との双方を包摂した概念であり、「気」は純度に応じ「精」「気」「神」に細分され「精」においては物質的、「神」においては精神作用も行うとされる
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%BE%E7%A5%9E