見出し画像

英語力を飛躍的に高める!じっくり読むことで見えてくる新しい世界

英語を情報として、大量にスピードを意識して読む事も大事ですが、
accuracyをあげるためにじっくりと読みこんでみる事も時には大切です。

この両輪のバランスが英語力を着実にupしてくれます。

           精読 vs 多読


よくこの両者、either A or Bの形で語られますが、こと英語に関してはboth A and Bではないでしょうか。

そこで、じっくりと英文と向き合ってみたい方にお勧めなのが以下の本です。

「本当の英語好きが読む本である」と帯に推薦者の文言が書かれています。
確かに、高校までの英語がしっかり身についている人向けです。

では、本書の中でおもしろいな、と思ったものを紹介してみましょう。

次の英文を日本語にしてみてください。『comparative 比較級』という項からの一文です。マンハッタンはどんな場所だといっているのでしょうか。

........Manhattan, where I am never farther than a block from a bodega,
never more than a raised arm from a cab.
 (p17)

注: bodegaボデガ(食料品店の名前)

never farther, never more thanなどをどう汲み取るかがポイントになってきます。ちょっと考えてみてください。映像を伴って考えるといいですよ。


正解は、本書では、

「ワンブロックも歩けば簡単にボデガが見つかるし、ひょいっと手をあげればすぐにタクシーが寄ってくる、マンハッタン(はそんな便利なところだ」(p17)と言うわけです。

never farther than a block from a bodega 
→ ワンブロック以内でボデガを見つけられる
a raised arm from a cab 
→ ひょいっと手をあげればすぐにタクシーが捕まる

文字通りの意味と、わかりやすい日本語との距離があるので、その距離をどう埋めるかですね。

ではもう一問。

今度は学校関連の英文です。
親御さんたちのある学校に対する感想です。

The school's not perfect, but I suppose it could be worse.


このnote記事で過去紹介したものによく似ています。
比較に仮定法が混ざっていますので、文としては短いですが、発想的にちょっと難しく感じるかもです。

で、正解は、

「100点満点の学校じゃあないけれど、まだまだ下もある。最低と言うわけではないし、文句も言えないかな」(p17)という気持ちだと。

私なら「理想通りというわけじゃないけど、まあこんなもんでしょ」にしました。

というわけで、多読に疲れた時には、こういう歯ごたえのある本もいいかもしれません。きっと新しい発見に出会えるかも。

いいなと思ったら応援しよう!