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20日間で20都市を巡る、フランス一周4000kmのグルメ旅 【11日目 Colmar】

こんにちは!モトです。

9月15日、火曜日。晴れ。
今日の目的地は、前日のStrasbourgと同じくAlsace(アルザス地方)の、Colmar(コルマー)です!
こちらも前日のStrasbourgと同様、ドイツ国境に近いので、少し異国風の文化が感じられます。

Colmarは、旅行の計画を立てた時、私が夫に
「どうしても行きたいっ!!!」
と主張した街でもあります。(笑)

結果、行って大正解!!
今回訪れた20都市の中で、私が気に入った街第3位になりました!

とにかくメルヘンで可愛い街なのです。
この可愛さを一言で表すなら、「ジブリの『ハウルの動く城』の舞台みたいな感じ」です。(実際、この街がモデルになったとも言われています。)
この記事では街の景色や建造物の写真をたくさん載せるので、いろいろ説明するよりも写真をたくさん見ていただいて、Colmarの、メルヘンで可愛い雰囲気が伝わったら嬉しいです。

ではいざ!


旧市街

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Colmarの街は戦時中も戦火を免れてきたため、アルザス地方らしい、歴史的な木組みの街並みやルネッサンス様式の建物がたくさん残っています。

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建物の外壁の色は、ピンク・クリーム色・水色・ライトグリーンという感じのパステルカラーで統一されています。

夫曰く、
外壁の色は市で指定されていて、決まった色の中からしか選べないんだと思う。フランスの歴史的な都市では、景観保護のために、時には厳しいルールが設けられているんだよ。」
とのことでした。
景観保護条約で有名な、日本の京都みたいですね。

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旧市街には、お土産屋さんもたくさんあります。

フランスでは「ColmarといえばMarché de Noël(クリスマスマーケット)と言うほどクリスマスマーケットが有名らしく、9月半ばでもクリスマスグッズなどのお土産がたくさん売っていました。

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この建物(Maison Pfister)、たしかにハウルの序盤のシーンに出てきますよね〜!!
ジブリ作品の中でも特にハウルが好きな私は、ソフィとハウルが屋根の向こうから飛び出してくるのを想像して、大興奮でした!!

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近くでよく見ると、細かい絵がびっしりです。


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こちらの建物(Maison des Têtes)も有名なのだそうです。
Têtesと言うのはフランス語で「頭」の意味。
よく見ると、彫刻部分に顔がたくさん並んでいます!


そして旧市街にはお土産屋さん以外にも、素敵なお店がたくさんありました!

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こちらのお店では、クグロフやブレッツェルなど、ドイツ風のパティスリーがたくさんありました。

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こちらは帽子屋さん。

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たくさんの帽子が並んでいて、本当に可愛いです!ソフィのお店を思い出します。

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キャラメル屋さんもありました。キャラメルに埋もれたい方は是非。




La Petite Venise

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旧市街を進むと、La Petite Venise(小さなヴェニス)と言われるエリアがあります。
小さな運河は赤やピンクの花で彩られていて、とても美しいです。

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ここにはMarché Couvert(屋内マルシェ)があるのですが、そこのカフェでは運河を眺めながらコーヒーやアペロを楽しむことができます。
(上の写真右がマルシェです。)


Spécialité その1 : Vins d'Alsace

アルザス地方は白ワインの名産地としても知られています。

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せっかくなのでマルシェのテラスでローカルな白ワインを飲みたかったのですが、種類がたくさんあったのでどれを頼めばいいのかわからず、お店の方に
「フルーティーだけど甘くない白ワインが飲みたい」
と好みを伝えたところ、TurckheimのPinot Grisというワインを出してくれました。

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これが、とっても美味しかった!!
まさに私の好みぴったりでした。
しかも、同じボトルをマルシェのワインショップで買うことができたので、自分のお土産用に2本買いました。

ワインを買う時には実際飲んでみないとわからないので、こうして飲んでみて、気に入ったものがすぐに買えるというのはとても良かったです。

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マルシェのテラスからは、水の中の魚達が見えました(たぶん、人間の落とすパンくずなどを待ち構えています)。
時々ボートや鴨が横を通り過ぎて行き……のどかな景色に癒されました。

マルシェを出たら、運河沿いを散歩しました。

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本当に美しい景観で、いつまで見ていても飽きません。


Petite Train Touristique

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もしかするとバカンスシーズンだけかもしれませんが、この時はColmarのトラムツアー(7€)がありました。

30分ほど街を走りながら、音声ガイドで建物の解説などを聞くことができます。
この音声ガイドは16ヶ国語から選ぶことができ、もちろん日本語もあります!

運転手さんが出発前、最終確認で全席を見回ってくれるのですが、その時私がフランス語で
「日本語の音声ガイドのチャンネルを探しているのだけど…」
と言うと、
「こんにちは!日本語、8番!」
と流暢な日本語で答えてくれました(笑)。

このトラム、旧市街とその周辺をぐるっと周ってくれるので、地理を把握するのにも役立つうえ、歩き疲れた時の休憩にもなるのでオススメです。

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旧市街の周りにも、素敵な建物がたくさんあります。

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こちらは旧市街の教会。トラム発着地点はこの辺りです。


Spécialité その2 : Pain d'épices

Pain d'épicesが好きだというのは以前Arrasの記事でも書いたのですが、ここColmarはクリスマスで有名な街だけに、有名なPain d'épicesのお店があります。
(Arrasの記事はこちら↓)

こちらのお店にはジンジャーマンがたくさんいて、すごく可愛かったのですが、興奮しすぎてお店の写真を撮り忘れてしまいました……!!

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こちらがお店で買った、自分用のPain d'épicesとジンジャーマンです。

一番右は、自分でPain d'épicesを作ることができる、Pain d'épicesの素です。
お店の方は
「この粉があれば、失敗のしようがないくらい簡単にPain d'épicesが作れるよ!」
と言っていました。

他に、家族や友人へのお土産、Pain d'épices用の型などもこのお店で買って、なんと50€近くも使ってしまい、夫にビックリされました(笑)。

こちらのお店、アルザス地方に数店舗あるようなので、Pain d'épices好きの方はぜひチェックしてみてください。

FORTWENGER
https://www.fortwenger.fr/



この日予約したレストランは、La Petite Veniseにあります。

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この辺りには、レストランやホテルがたくさんありました!

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レストランの中も、とても可愛かったです!

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テーブルの隣にクマさんがいました。

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ワインがずらり。グラスで頼んで、いろいろ試してみるのも良さそうです。私達は2種類の白ワインをカラフで頼みましたが、同じ白ワインでも、銘柄によって冷えて出てくるもの常温で出てくるものがあったのが印象的でした。

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前菜には生ハム(ミニトマトとイチジク添え)をいただきました。
ミニトマトはご覧の通り、赤よりも紫っぽい色で、とても新鮮で味が濃く、食べると身体が喜ぶ感じがしました!
とても素材にこだわっているのだと思います。

クリームリーズも乗っているのですが、クリームチーズとイチジクと生ハムを一緒に食べると相性がとても良かったです。
ソースはバルサミコが香る、少し甘めのソースです。

よく思うのですが、前菜はいわばレストランの顔というか、第一印象を左右するものなので、前菜の美味しいレストランは好感が持てます。
前菜でありきたりのサーモンとか、フォアグラとかのメニューを見ると正直「またか…。」とガッカリしますし、オリジナリティーのあるメニューだと嬉しくなります。

メインには、骨つきハムの丸ごとグリルをいただきました。
想像がつかなかったのですが、黒い肉の塊が運ばれてきました(笑)。
ナイフで切ってみると、こんな感じです↓

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外側はパリパリ、中はジュワッとジューシーで柔らかかったです!
ハムといっても塩気はそんなに強くなく、味付けは薄めが好みの私でも美味しく食べられました。
私はマスタードが好きでないのでそのまま食べましたが、マスタードが好きな方は、マスタードをつけて食べても美味しいと思います!

付け合わせは人参、ベトラブ、セロリの根
セロリの根は初めて食べましたが、きんぴらゴボウのようなシャキシャキした食感で美味しかったです。

ベトラブはCaenの前菜でも紹介しました。↓)

別のポットでは、マッシュポテトが付いてきました。
ベーコンの油とクリームを使っているそうで、とても美味しかったですが結構お腹にたまりました!

デザートは、よくわからずに適当に頼んだのですが(笑)、出てきたのはメレンゲのアイスケーキでした!!

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フランボワーズソースイチゴ味のアイスケーキです!
このメレンゲのアイスケーキは、フランスではVacherin(ヴァシュラン)と言うそうです。
アイスの味がとても濃かったです。あまり甘すぎず、程よい酸味で、食後の重い身体がさっぱりしました。
普段アイスはあまり食べませんが、この日は暑かったので、冷たいアイスが沁みました〜。

こちらのレストラン、実は星なしでミシュランガイドにも載っているそうです!
手頃な価格で、オリジナリティ溢れる料理を堪能できます。(この日は食後の紅茶も全部合わせて90€くらいでした!)

Wistub de la Petite Venise
4 rue de la Poissonnerie, 68000, Colmar France
+33 3 89 41 72 59


泊まったホテル : Ibis Budget

毎度お世話になっております、今回も Ibis Budgetです!

旧市街まで徒歩15分くらいでした!文句なし。
しかし、帰りは酔っ払って道を間違えてしまい、帰るまでに25分くらい歩きました(笑)。
酔っ払わずに帰れる方にはオススメです!

8€の専用パーキングがあります。

Ibis Budgetの詳しい情報は、こちらの記事をご覧ください。↓
(毎度読んでくださっている方はすみません。)


さて、メルヘンで可愛い私の愛する街、【11日目 Colmar】はいかがだったでしょうか。

次回は【12日目 Besançon】をお送りします!
名物の黄色いワイン、楽しみにしていてくださいね〜!ホテルも素敵ですよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた!

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