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習ったばかりのデザイン思考を1日だけでやってみる(その3)

現在地と見通しの確認です。

ブランディングの左二つをひとまず通過して、今からデザイン思考の道筋の一つ目、「共感」に取り組もうというところです。

ちなみにブランドの実行は、この道筋で言う「試作」辺りだと思います。

で、「共感」ってつまり何をしたらいいのか?
「共感」って何ぞや?というと、こうらしいです。

ということ。

インサイトって?

インサイトは直訳すると「洞察」や「物事を見抜く力」などを意味します。そして、マーケティングにおけるインサイトの意味としては、「人を動かす隠れた心理」を指しています。

https://www.wowcom.co.jp/blog/775/


ざっくりはこんな感じ。

「インサイト」については、ネットで検索するといろんな事例が出てくると思います。

たぶんここも、掘り下げようと思うといくらでも掘り下げられる部分。

インサイトはどうやって見つけるのか?

行動を観察して、行動を聞き出す。それを繰り返す。
たぶんこれが方法なのだと思います。
授業でもっと詳しく言っていたかもしれないけど、けっこうここはざっくり「共感」できるまで、知る、聞く、見る、という感じでした。

観察だけじゃなくて、インタビューする場合は以下の点に気を付けないといけません。
□とにかく行動を聞く。
その前はなにをしていましたか?その後なにをしましたか?と。
□人は嘘をつく、勝手に思ってもないことを補完する。
どう思いましたか?どうしてですか?なんて質問で得た答えは惑わされるだけなのでしない方が良いとのことでした。
(これは振替受講した際の違う先生の個人的見解も大いに入っているかもしれません。)

すみません、ここからは仮定仮定仮定の自己流。

既に何らかのサービスを始めているブランドなら、それを利用した人にインタビュー。特にペルソナに近い人たちへのインタビュー、そして観察を重ね、インサイトを見つけ出すのでしょう。

ここで自己流1つ目:似たサービスの前後で考えてみます。ここで言うと、youtubeの犬動画。

ここで自己流2つ目:今からペルソナ(たっちゃん)に近い人を見つけて、本来であればインタビューしに行ったり、観察しに行かなければなりません。
でもそんなの今日一日じゃできない。そして、できないからってそこにこだわらず、仮定で走り抜けても得られるものがあるんじゃないか?と現時点では思っている。
だから、今日はたっちゃんに近い人を数人思い浮かべて、想像インタビュー&想像観察してみます。
(数年前の自分と似ている部分が多いからできるはず?)
ここで想像インタビューの内容とか書いてみたら、いざ実践できる時、聞きたいことや観察したいことが、やらなかった時より、明確になっているかも!だから意味があると願う。

いったんここで、作ったブランドステートメントを確認。
役に立つかわからないけれど。

再掲

そして、ペルソナのたっちゃん。

再掲

似たサービス(犬動画)ってどんな時に視聴されてそう?

※ここは本当なら、観察によって導き出さないといけないところです。
これは、今できる限りことをしたいという前提での自己流です。

youtubeの犬動画ってどんなのがあるんだろう?
検索してみるとこんな感じ。

出典元:https://dogcatch.net/wanwannavi/inu-youtube-ninki/

ここに挙がっているものを見ると、ざっくり以下の3パターンに分かれていました。
①見るからにかわいい犬の行動に癒される動画
②大型犬もしくは犬そのものを飼えない人が、飼っているような疑似体験をできる動画。
③珍しい犬、飼いにくい犬の生態や実態を知れる動画。
(違うようで重なっている部分もあるので、分け切れているかわかりませんが)

でも、どれも提供したい価値とは違うんだよなー。
たぶんこれらの動画は、仕事帰りとか、ベッドから出たくない時とか。
小さじ1杯の現実逃避が混ざったリラックスタイムに見られているんだろうなーと想像します。

でも、やはり提供したい価値とはちがう。
ちないみに、そうか、そう考えると、今のブランドステートメントに書いている「当たり前を改めて幸せと感じる瞬間」は自分の思いを言葉にできてないかー、訂正が必要そうです。
今の言葉だと、上の3タイプでいう①の方向でいいね、となるはずだもんねー。

ちょとこの『自己流①「似たサービス」の前後で考えてみる』は、そもそも似たサービスを見つけられないから出来なさそうだ。
もう一つの自己流②に移ってみよう。

改めてこのブランドはどんな場面で価値を提供したいのか?

『自己流②想像インタビュー&想像観察』するにも、そのブランドのサービス、今で言うところの動画視聴の前後がどういう場面なのかを決めてみないと、前に進めない。

だからまずイメージしている利用場面から想像してみます。

情景候補1:
休日や休み時間に、愛犬との新たな過ごし方はないかなぁとぼんやりと探している時。いつもの過ごし方も喜んでもらえているけど、他にも愛犬に喜んでもらえる過ごし方がないかなぁ、とふと思った時にこの動画を見て、「これ試してみよう」と思ってほしい。

情景候補2:
愛犬がなんらかの原因で、悪い事をしてしまった時、いいしつけじゃないと思いつつも思いっきり叱ってしまった時。
「一緒にいてくれるだけでいいんだよ」と改めて心から思いたい時。
そんな時に、この動画を見て、「あー、喜んでくれた、かわいいな、やっぱり、一緒にいてくれるだけで最高だな」と思ってほしい。

ひとまず二つの利用場面をイメージしてみましたが、うん、
情景候補1の方がしっくりきます。
情景候補2みたいに、なにがネガティブなことがあったから、それを埋めるようなマイナスを0に戻す価値というよりも、情景候補1のような、ただ何があった訳でもないけど、フラットな状態からプラスを増やすような価値を提供したい。

改めて情景候補1を読んで気付いたけど、これってつまり、「犬と関わりたい」と思っているって時ということですよね。
提供している価値としては、「犬と関わる喜び、楽しさ」と言ったところでしょうか。
(より具体的にすると「犬との新たな関わり方」という言葉の方が正確かな?でもこの「新たな」が必須なのかはまだ要検討だと私の心が言っています。)

インタビューで明らかにしたいことは何か?

なんとなく利用場面が見えてきました。
言うなれば「愛犬と関わりたい時」に、その関わりをより楽しくしますよ、ってこと。
その場面や、その場面での行動、その時の顕在ニーズ、その時のインサイトを浮き彫りにするにはどうインタビューすればいいだろうか?
(今回はあくまで想像インタビューですが・・・)

□愛犬と関わりたい時ってどんな時ですか?
□愛犬とどんな時に関わりますか?(どんな時に撫でますか?)
□愛犬といつもと違う関わり方をしたい時ってどんな時ですか?

うーん、どの質問もしっくり来ない。
ですが、とりあえず、想像なんだし何回でもインタビューできるんだからやってみましょう。
今回、たっちゃんに似た人AさんBさんCさんの3人にそれぞれ個別で、先ほどの質問をしてみました。
そしてその結果はこちらです。
(所詮妄想なんですが、大真面目にイメージしてみました。)

想像インタビュー①

□愛犬と関わりたい時ってどんな時ですか?
Aさん:
うーん、出張で長く会ってない時ですかねー。でもあまり出張なんてなくて、家に帰らない日はほとんどないので、うーん、特別早く会いたいなー!なんて思うことないですね。
出迎えてくれて、嬉しいな、ありがとう、って感じです。

Bさん:仕事中に時々思いますけど、携帯で撮った写真を見てその時は満足してるかもしれないです。関わりたい、って思う時って聞かれると難しいですけど、無性に見たくなる時はありますね。なんか手持無沙汰な時とか?笑

Cさん:うーん、毎日会っているんで特別そう思ったことはないかもしれません。正直わかりません笑

□愛犬とどんな時に関わりますか?(どんな時に撫でますか?)
Aさん:
だいたい、いつも近くに寄って来てくれるんですよね。その時に撫でます。なにかしら要求がある時に寄ってくるんですよ。

Bさん:
目が合った時ですかね。あとは、妻が愛犬と楽しそうに何かしてて、おもしろそうだから参加して撫でる時もあります。

Cさん:家以外だと散歩行った時とか、ドッグランへ行った時。あとは、家の中でもなにか良い子だった時に撫でます。エサあげる方が喜びますけど。笑

□愛犬といつもと違う関わり方をしたい時ってどんな時ですか?
AさんBさんCさん:
違う関わり方ってどんなんですか?笑 うーん、そんなのを知ったらその時やりたくなるかもしれません。その関わり方の内容によりますね。
知らない関わり方をしたいな、って思うなんてなかなか難しいですよね笑

場面も生まれる感情も明確になっていない状態でインタビューって難しいのかも。

よくappleのiPhoneがこういう時に例に出されます。
どんな携帯があったら嬉しいですか?
と聞かれて、
「うん、煩わしいボタンが一つもなくて、画面が大きくて、シンプルでスマートな携帯なんてあったら最高だね」なんて答えてくれる人、100万人に聞いても出てくることはないでしょう、と。

まー、携帯の場合は、どんな時に携帯を見ますか?だったら答えやすいけど、特に家電や何らかのツールでもない、目的を自覚しにくい「愛犬との関わり」をどんな時に求めますか?って聞かれても困るだろうなぁ。
答えてくれたとしても、たぶんそれはインタビュアーを気遣っての、顕在ニーズとも程遠いその場を取り繕うだけの答えの可能性は大。

愛犬との関わりってどんな感情を生んでいるんだろう?
なぜ人は犬を飼うんだろうか?

ちょっとここを改めて考えて出直します。

ここで、予想通りの問題発生。

もうね、18時を過ぎました。
ここからあと1時間で終わって、映像の暗さを気にせずとりあえず撮ってしまえば0時前後にアップはできないことないかもしれない。
でも正直、あと1時間で終わる気もしない。
デザイン思考なめてた。
「1日だけでやってみる」なんて大見栄きってごめんなさい。
そんな爆速でできるほど、理解度高くありませんでした。

まだまだ先の見えないトライ&エラーをしないと自分なりの結論もだせそうにないです。
とりあえず、現時点で内容をブランドステートメントに反映しました。

ブランドステートメント(作り直して3つ目)

ここまで読んでい頂いた1億分の1のあなた、ありがとうございます。
次回、「もう1日やってみる」として、続きやります。
次こそは終わらせます。

「愛犬と関わっている時、人はどんな気持ちになってるんだろう?」とぼんやり考えながらスーパー銭湯入ってきます。

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