意識低い酒も好きだ~amazonで買える酒コスパランキングあり~
「こだわりの~」とか「一つずつ丁寧に~」とかそういうのから解脱して、単純に飲みたい時がある。
難しいことなんか関係なしに、適当なつまみを食べジャンクに飲む。体には負担があるんだろうけど・・・
!?
!!??
ヤバい・・・泣きそうだよ。
ありがとう、範馬勇次郎。
漫画界きっての食通である範馬勇次郎先生のありがたいお言葉も頂いたとこで、意識低い酒の紹介である。この場合、意識低いというのは低品質を意味するのとは違う。親しみやすいとでも言おうか。
同クオリティを大量に生産するというのは、高い技術力が必要だし、その上沢山の人がかかわっているしリスペクトがあることを前提に紹介したいと思う。
また、ついでにアルコール1mlあたりいくらかも調べた(値段 ÷( 容量 × 度数 ))。世も末。
コスパポイントは1000 ÷( 値段 ÷( 容量 × 度数 ))です。
最後に紹介したお酒のコスパランキングを発表する。参考にはしないで欲しい。
※2018年9月の情報です
出典リンクでamazonのページに飛びます。
○がぶがぶ君(都城酒蔵)
出典amazon
容量:1800ml,度数:25%, 値段:1106円
発見された時はネットで話題騒然となった。がぶがぶ君という名前、完全にドンギマリしている侍の男という悪魔的パッケージでやべぇ酒だって本能的に思う。
実に清々しくて好感触である。
でも、何気に麦焼酎で乙類(本格焼酎)なんだよね。そういうところも酒蔵の心意気を感じる。つまみは麦チョコにすると当たり前だが麦感が増す。駄菓子飲みは総じて安い酒との相性が良い。
尚、以前はガンバリマンというお酒もあり、こちらはキャッチコピーが「後悔なんて時間の無駄だ 飲んで忘れろ!」とあり、さらに清々しかった。
※バリバリ25度
○ブラックニッカ(アサヒビール)
出典amazon
容量:4000ml, 度数:37%, 値段:3650円
我が父親の愛飲酒。頼もしい4Lボトル。見慣れた髭のオヤジのラベル。実に親しみがある。その頼もしい取っ手は非常時に水を貯水するにも役に立つ。
つべこべ言わず、ハイボールにするのが吉。癖がない分、洋食なら大体は合う。糖とか尿酸とか気にする方にとっても強い味方だ。経済的で奥様もにっこり(そもそも飲むな)。
○スピリタス(ポルモス ワルシャワ)
出典amazon
容量:500ml, 度数:96%, 値段:2160円
蒸留酒となったらはこいつが黙ってはいない。筆者の学生時代の一人飲み愛飲酒。こっそり女子に飲ませようなんていうやつは腹を切って死ぬべきである。
アルコール度数驚異の96%。本気で火が付く、ていうか自身が電気止められたときこいつをアルコールランプにした。末期。
シングル30mlを一気に飲むと缶ビール576mlを1秒で飲み干すのと同等以上のことになる。喉も痛けりゃ胃も痛い。30分後あたりにガツーンとくるので飲むときは注意されたし。
というより、果実酒をつけるとすぐつかるので、出来た後割って飲みましょう。しかし、昔は1500円切るくらいの値段だった気がする。
ホワイトリカー(サントリー)
出典amazon
容量:1800ml, 度数:35%, 値段:1419円
果実酒ならホワイトリカー。果実酒にすると大量のお酒が必要でコストが上がりがちだが、そもそもホワイトリカーは安いからアルコールのコストを抑えられますので使うといいですよってことだと思う。
言っても稀に、安居酒屋なんかでこのホワイトリカーでチューハイを作っているところ見る。
要は甲類焼酎だ。厳密には製糖残渣の廃糖蜜を発酵させ、連続式蒸留器で得たエタノールに加水し、36%未満とした日本の酒税法における甲類焼酎を指すようである。
癖がないので、適当に飲み物で割るとよろしい。
○スパークジョイ カベルネ・ソーヴィニヨン(白井松新薬)
出典amazon
容量:3000ml, 度数13%, 値段1565円
ワイン派にはこれ。もはやコスパで有名になったチリワイン。逞しいボックスタイプである。ワインを注いでも空気が入りにくい設計で酸化し辛いのがありがたい。
こういうワインはカクテルやサングリア(バナナやグレープフルーツなどフルーツを漬け込んだもの)としても気軽に楽しめる。女性で気楽に飲みたいなんて方にもおすすめである。また、赤ワインを紹介しているが白ワインもある。その場合値段が1615円となり少々高くなる。
気に入らなければ料理酒として使うと良い。吉牛の牛丼は実は白ワインが入っている。
○大関ワンカップジャンボ(大関)
出典:amazon
容量:300ml, 度数:15%, 値段:204円(20本ケース買いの1本当たりの金額)
酒飲みと言えばカップ酒。カップ酒と言えばワンカップ。でも、発売当初お洒落に気軽に飲めるものとして発売されたのです。大体コンビニに置いてある。開けるときは、いつも思った以上にパンパンなので注意して開けなければならない。
意識低い酒リストに挙げておいてなんだが、偏見なしで一度飲んでいただきたい。スッキリしているし氷なんか入れても旨い。もっと安い日本酒はあるが、ワンカップファンとして挙げさせてもらった。
冬、コンビニで買う時、こいつをレンジでチンしてもらうといい。手も温まる。
○鬼怒 鬼ころし(北関酒造)
出典:amazon
容量:2000ml, 度数:13%, 値段:880円
ワンカップはカップ酒でも価格、買いやすさ共にお手軽で紹介したが、安い日本酒と言えば「パック」酒。糖類、酸味料も添付されている、所謂普通酒。
ワンカップ大関の方は米、米麹、醸造アルコールのみで造られている。そういった意味でもスッキリ感が伝わるものだ。
こちらは我が地元、栃木県のお酒ということもあり、個人的に推したいところ。良くコンビニで売られている清州城信長鬼ころしとは違う。
説明に爽快な口当たりとキレ味が特徴とあるが、栃木のお酒は甘めが多いので、基準的にちょい甘口である。
○ストロングゼロ(サントリー)
出典amazon
容量:350ml, 度数9%, 値段103円(ケース買いの1本あたりの金額)
ついに来ました、みんな大好きストロングゼロ。コンビニで買える手軽さ。グイグイ飲める味わい。がつっとくる度数。料理にも合うドライ感。糖類ゼロという罪悪感のなさで、RTD(レディトゥドリンク)として不動の地位を築きつつある。
何といっても、amazonで1本あたり103円。水かっ!現在の飲酒業界話題の中心はこの度数高めのチューハイであるが、まだしばらく続きそうである。
かのか(アサヒビール)
出典amazon
容量1800ml, 度数25%, 値段999円(6本ケース買いの1本あたりの金額)
麦焼酎であるが甲乙混合。国際味覚審査機構という審査で二年連続三ツ星を得ているらしい。だが、細かいことはいい。麦焼酎ではあるがスッキリした味わいでお茶割なんかに調度いいだろう。
麦焼酎ということでいいちこと比べられがちだが、そもそも混合だし比べる土台が違うと個人的に思う。
つくば太郎(廣瀬商店)
出典amazon
容量:4000ml, 度数:25%, 値段:1730円
本丸登場である。古より、酒飲みと言えば4リットル焼酎。筆者の爺さまも40代の頃の父親も飲んでいた。一時期湧水をこの4Lボトルに山へ汲みに言っており、母親がボトルを誤って焼酎でうどんを作ったことがあった。
父はうまいうまいと言って食っていた。当時の自分には苦くて食べれたもんではなかった。
何にせよ、割って飲むものだ。せめて瓶だけ他の焼酎瓶に詰め替えて雰囲気を変えるとスレた感じが無くなり、気持ちよく飲める。焼酎の注ぎ過ぎも防げる。
○酒コスパランキング
さて、こんなところでamazonで販売されているお酒の紹介を終えよう。気になる酒コスパランキングはこちらだ。
参考までにamazonでスーパードライをケースで買うと4744円(1本198円)でアルコール単価は11.31円/ml、コスパポイントは88.42点である。
コスパポイント・アルコール単価・容量・度数・値段
1位 つくば太郎 578.03点 1.73円/ml(4000ml, 25%, 1730円)
2位 かのか 450.45点 2.22円/ml(1800ml, 25%, 999円)
3位 ホワイトリカー 444.44点 2.25円/ml(1800ml, 35%, 1419円)
4位 がぶがぶくん 406.5点 2.46円/ml(1800ml, 25%, 1106円)
5位 ブラックニッカ 404.86点 2.47円/ml(4000ml, 37%, 3650円)
6位 ストロングゼロ 305.81点 3.27円/ml(350ml, 9%, 103円)
7位 鬼怒 鬼ころし 295.86点 3.38 円/ml(2000ml, 13%, 880円)
8位 スパークジョイ 249.38点 4.01円/ml(3000ml, 13%, 1565円)
9位 スピリタス 222.22点 4.5円/ml(500ml, 96%, 2160円)
10位 大関ワンカップジャンボ 220.75点 4.53円/ml(300ml, 15%, 204円)
つくば太郎の圧倒的戦闘力(コスパポイント)!
まさか2円切るとは!!ビールの6倍以上のコスパポイントだ。やはり4L焼酎ペットボトルは安定の安さらしい。
善戦したのは、かのかだろうか。アサヒビールという大手資本だからこそのプライスか。最近、よく居酒屋の銘柄でも見る気がするのはこの価格ということであろう。
ストロングゼロは思った以上に伸びなかったが、割り材込みの値段と気軽さで考えれば実力は十二分にあると言えよう。人気なこともさもありなん。
ワンカップ大関はやはり苦戦してしまった。しかし、ストロングゼロにしてもそうだが、単独で飲めるということと、どこでも売っているという手軽さはやはり大きい。
鬼殺し、スパークジョイの和洋パック酒も思ったより伸びなかった。しかし割り材など必要なくそのまま飲めるという点、料理酒としても使える汎用性を加味すると、ポテンシャルは高い。
そういった意味で、本格焼酎がぶがぶくんは、蒸留酒においても風味があり、割り材もロックや水でコストがほぼかからずがぶがぶ飲めるので優秀なのではなかろうか。健闘賞を個人的にささげたい。
それでは、充実した飲酒ライフを。
※2024年版
※本記事は過剰な飲酒を勧めるものではございません。お酒は適度に楽しく。