岡田メソッドは、無関係の私をその舞台に引き上げる。追い出されるかは別として。
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岡田メソッド
岡田武史
高校時代、自分はこの国の宝になるはずだからこの国の勉強をしている場合ではない。そう考え日本史ではなく世界史を選択した事を思い出した。
振り返ると人生最初の間違いは、この時ではなかろうかと思う。私は二択選択をよく間違える。むしろ私が選択した方を誰かが書き換えてるのではないかと思うくらいだ。
40歳を迎え、日本文学を知りたいと今さら行かなかった大学にも行ってみたいなどと思っている。
思うのは勝手だ。書いとくのも自由だ。
それが私の選択と今後の人生とどう結び付くはまた謎だろう。
その当時、世界史を選択していたからなのか政治的な背景もなんとなく理解していた。友人の部屋が溜まり場で四畳半の煙たい部屋の中、大音量で鳴り響くOASISとテレビに映るW杯。
どこか遠くにあった争いがスポーツというものに形を変え世代関係なく、歴史背景による感情の共振を覚えて声を張り上げている。
本気で戦っている。
本気は一瞬でものの空気を変える。
その部屋にいた誰一人会話を交わすことなく小さい画面に見入った。
普段は冷めた目で世間に対して何の興味もない、思春期のその集まりはその試合を観ながら熱くなるのを皆どこか隠していた。
大音量のOASISが熱をさらに上げ、サッカーの相乗効果をもたらす。
「アルゼンチン対イングランド」後の「一人の愚か者と10人の獅子たち」と位置付けられた試合。
1998年。サッカーの虜になった少年16歳の思い出である。
言い忘れたが、私は剣道部である。
ここでも選択を間違っている。
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文学中年は自分の過去を美化するのに今は熱心です。サッカー大好きなのです。あと、相撲とボクシング、バスケも。 あれから24年。今年はW杯ですね。泣きそうです。開催されるってことにすでに。
こんな本が出るとは思わなかったです。
岡田武史。そう、岡ちゃんこと元日本代表監督。
16歳までに落としこむ指導体系になっています。
型をつくる。16歳までに。
ほんとの指導要領です。
型に基づき戦略、トレーニングプラン等も入っています。
これ、作った方々の苦労が物凄く伝わってきます。抽象的な物を具現化して人に伝えるために一から作ってる。
サッカーの型として最初からカラダに織り込ませる。
これがチームとして、浸透していれば自分の味方が何秒後どこの場所にいるか予想出来ます。
共有するイメージをもつ。
これがサッカーにおいて、チーム全員が備わっていたとしたら物凄く強いのは、誰にでもわかります。次に動く場所をイメージ出来るのだから相手の判断速度より速くボールを運べますね。
サッカーにおいてその0.1秒の判断を同時に共有出来るならあっという間にチャンスになります。
これが身に付いて実践するチームが実際強くなるには、時間とさらに計画されたチームコンセプトが必要になってきます。
この本から体現して湧かせるチームを見たいです。現在実践しているFC今治のHPにこう書いてあります。
私は読んでも戦術は残念ながらよく理解出来ない部分が多いです。ですが、ここにいるサッカーを好きな剣道部が日本サッカーを支えていると思っています。
自分と全く関係のなかったスポーツをそれっぽく話題に出来るのは、そのスポーツが娯楽として認知されたからである。
それは素晴らしいことだ。
もし、このメソッドが24年前から浸透していれば現在、凄い事になっているっていうのは私でもわかる。
「勝つのが好き」という子を育てるか「負けるのが嫌だ」という子を育てるか。問われています。
こういう事を書ける、言えるスポーツにしていった過去の先人達に感謝します⚽
だけど、一つだけ言わせて下さい。
そして私はこれを書いて、本が好きなサッカー好き女子と出会いたい。
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はい。延長戦です。 高校の時にサッカー部のマネージャーが物凄く可愛いかった。
それで、ダメ元でデートに誘った事があります。
「俺、剣道部だから国立連れてってあげられないけど、一緒に国立を見る事は出来るので、良かったら行きませんか」って。
可愛いマネージャーは言いました。
「そうね。駅までだったらいいよ」って。
一緒に帰りました。
これが駅まで徒歩10分の自分史上最短デート時間。
いずれ世界史に出るかもしれない。
今も昔も転がされるのが得意です⚽
なんのはなしですか