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睡眠改善⑨〜睡眠物質を理解する〜
2022年1月17日更新
前回の記事はこちら
睡眠物質について
睡眠物質を調べる実験は睡眠中のイヌの脳脊髄液を覚醒中のイヌに注射する方法で調べられています
ラットなどでも研究は進んでいて、睡眠促進物質(SPS)と名付けられるようになりました
睡眠に必要な主な構成物質
酸化型グルタチオン、ウリジン、プロスタグランジンD2、アデノシン、メラトニン、GABA、ムラミルペプチド、サイトカイン
順番に説明していきます
グルタチオン
鎮静系の神経活動を強め、興奮系の神経活動の抑制をする
スーパーオキサイドと反応して、安定なグルタチオンラジカルを形成し、2量体化して酸化型グルタチオンに変化する
ノンレム睡眠を促進する
ウリジン
RNAの構成成分の一つ
入眠直後に一過性に増加する
GABA作動性ニューロンの神経伝達活動をシナプスレベルで促進することによって睡眠を誘導する
プロスタグランジンD2(PGD2)
1982年に発見されており、猿やラットの脳室内投与によって睡眠を誘発する
前脳基底部のクモ膜に局在するプロスタグランジンD2受容体に作用して睡眠中枢を活性化し、ノンレム睡眠を誘発する
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