戦争を知らない君たちへ 〜モテアマス下ネタ東大戦争〜
*このnoteは、モテアマス三軒茶屋最後のクリスマスを心待ちにする有志達により執筆される『アドベントカレンダー記事』になります。
クリスマス当日の12月25日まで毎日1記事ずつ住民たちによる独自のエピソードが公開される新企画です。
あーゆー ほーけい?
いえす
あいむ ほーけーい
お久しぶりです。
世界一周中に自力でほーけーを克服したコバです。
(自力でほーけーを卒業する方法が、そのうちnoteされるかもしれません)
今は、長崎県の五島列島でグットニートハウスというシェアハウス兼ゲストハウスをやっています。
今回僕も、クリスマスまで記事を書きまくる企画に参加することになったので、古参としてモテアマスが下ネタを堂々と言えるシェアハウスになるまでの、東大生たちとの戦争の歴史を書こうと思います。
その頃の雰囲気は
それは、遡ること4年前ほどの2019年上旬ごろ。
その頃住んでるメンバーは、暮らしやライフスタイルに対して、様々な思想を持つ人が多く、気づくと結婚、暮らし方、働き方、拡張家族、シェアリングエコミー、信用経済などなど、、、ざっくりまとめると今みんながいうところの「文化人類学」的な話が大好きな人の集まりだった。
そういう人は、議論して自分の思考を深めるのが好きなので、今のようにふざける日々の中で、ふざけながらもそういう部分の思想を深めたり、暮らしの中で実験をしていったりしてた。
そのおかげで、フリー冷蔵庫や、ご飯をみんなに分け与える文化や、リビングを散らかしててもOKな、寛容な世界線になっていったんだと思います。
ただ、議論が好きな反面、問題行動に対する議論も盛んでした。
特に1年間近くは下ネタを言いたい住民たちと、下ネタは控えるべきだという東大生勢力で戦争が行われていました。
今のモテアマスも、近年にしては治安が悪く感じる人が多いようですが、あの頃はお互いの正義とモラルの名の下に、言葉で殴り合いの戦争をしていたので、戦争を知らない君たちへ、その悲惨な歴史を紹介していきます。
2018.9.11 下ネタを言いたい男、モテアマス入居
1年間バックパッカーとして世界一周し、全財産を使い果たし、親に金を借りて東京に戻ってきた僕は、完全にイキってました。
自分ならなんでもできると思いこみ、モテアマスの自由な雰囲気に浮かれて、入居初日からキツめの下ネタをぶち込みました。
約2000文字のブログ並みに自己紹介という名の、下ネタ自伝をぶち込みました。
その結果、
大家と主任からの、気を遣ったスタンプだけが返ってきました。
今なら、みんなから根掘り葉掘り聞かれる内容ですが、5年前のあの頃はカズキタさんさえ触れない世界線だったようです。
しかも、玄関にちゃんと鍵もかける家でした。
カズキタさんも、卵が落ちて割れたくらいで謝ってます。
本当は心の中で、下ネタを言いたくてしょうがないのでしょう。
腐った食べ物を捨てるだけなのに、ちゃんと断りを入れてます。
恐ろしい世界線ですね。
その頃僕は、ジャブを打ちつつ、下ネタがどこまで言えるのか実験をしたり、外でカズキタさんとかと飲んだ時に、下ネタをいう程度でした。
カズキタさんも、当初はまだ多分ヤリチンではなかったと思います。
下ネタは控えめに。
僕は、完全に初回のどんずべりを体験してからは、下ネタは控えめに、夜大丈夫な人の前だけでいうという、大人の対応をしていました。
この下着は覚えてないですが、ピンクのは夜中にバイブを解体して遊んだ余りです。
そうやって下ネタが言えない世界への、小さな反抗をしていました。
文脈は覚えてないですが、誰一人乗ってきません。
ちなみに、下品過ぎない下ネタはちゃんと返信がきます。
僕自身まだまだレベルが低かったのよくないですね。
モラルとユーモアのせめぎ合い。追い剥ぎ部始動。
ちなみに、あの頃はリビングで寝てるだけで怒られる世界線にいたので、追い剥ぎ部という、寝てる人がいたら服を脱がせる部活が爆誕してました。
真面目勢と、ふざけたい勢が共存するために生まれた部活です。
この部活は、一周回って復活させた方が楽しそうですね。
ここまで読んでると、真面目ハウスのように感じられますが、この頃にはフリー冷蔵庫や、誰かが急に食材を爆買いしてきたり、天井からものを吊したりする文化が生まれてました。
2019.6.19 第一次東大下ネタ戦争、開戦の火蓋を切る
入居してから7ヶ月が経ち、下ネタを言うのが好きな勢力が増えてきて、夜飲みながらふざけていったりしていることが増えてきたものの、、、
やはり言いにくい空気や反対意見もあり、本気で下ネタを語り合えない日々に、自由と尊厳を守るために、ついに開戦の火蓋を切りました。
その結果、ど正論で東大生から返信が来てしまい、僕はショックでお腹が痛くなってました。
地雷を踏み抜くつもりで言ったものの、僕のモテアマス生活の中で、1番傷ついた言葉でした。
その後、長々と議論は進み。。。
どんなに、みんなのために食器を洗っても、下ネタを言うことは許されない世界のようです。
初戦敗北でした。
構図としては、東大&京大3名 VS 偏差値31の大学中退1名なので、正論で勝てる訳もなく圧倒的敗北にきしました。
テキストかつ、社会の一般常識で議論したら勝てる相手じゃありません。
色々と思い出してきて、今辛いですw
この時は、みんなのいない場所でしかやはり下ネタは言えなかったです。
その後、必死に東大生に噛みついても、大家しか返してくれないです。
大家は優しいです。
2017.7.29 第二次東大下ネタ戦争、勃発
あの初戦以降は、リビングでもいるメンバーを見て下ネタを言うようにしていたので、大きな戦争はなく、たまに小競り合いがある程度でしたが。。。
今度はカズキタさんが地雷を踏んでしまい、戦争が勃発。
カズキタさんが、状況説明かつ素早く謝り回避しようとするも、議論好きなメンバーが多いため自然と火に油がそそられる。
それがあの頃でした。。。
僕は負傷兵なので、参戦しないようにしてました
やはりまだ、下ネタは市民権を得れないようです。
みんな議論が好きなので、鎮火しても、議論したくなって火を注いでしまう地獄絵図です
前回よりも、鎮火しようとしてくれる仲間が増えてますね。
大人のマー君からのアドバイス
そして、げんごさんからのおもしろ動画で、やっと鎮火されました
多分こんな感じの動画が来てた気がします
下記は続編です。クソコラブームだったので、こんなのを一瞬で作って、ラインに上げるのが流行ってました。
ダウンロードだと見にくいので、Twitterにも上げておきました
そんな戦いを、1年間くらい続けてましたが。。。
戦争の果てに。
僕らは、すべての東大戦争に勝てなかった。
一般社会的な、正論・モラルの話をしていたら、僕らは東大生・京大生に勝てる訳がないのであった。
その後、モテアマス平和条約に入り、「LINEでの長文禁止」「意見は575で言う」「韻を踏んで怒る」などの、解決策が出されLINE上での悲惨な事件は減少の一歩を辿っていった。
また、家の中をどんどんカオスにすることで、「一般社会的な正論・モラルを求める人」が来ないようになることで、今の寛容なモテアマスになっていったのでした。
また、やはり「モテアマスはインドだから」と言う言葉が、一番のいいフィルターであり、問題を問題じゃなく面白く捉えられるようになっていったと思います。
つまり、ユーモアと、インドによってモテアマスは救われたのです。
皆さんも、社会の常識やモラルが辛くなったら、ユーモアで解決できないか考えてみてください。
真面目になっても、ただ息苦しい生活が増していくだけなので。
そして僕はもう、これを書いてて心が辛くなってきたので、ここまでにします。
戦争のない世界平和な時代を楽しみましょう。
最後に大事なお知らせです
我々モテアマス三軒茶屋は2024年10月末をもちまして、爆破(終了)となります。8周年を待たずモテアマス三軒茶屋は消滅してしまいますが、現在このモテアマス三軒茶屋を映像化して永久保存しようというプロジェクトが進行しています。
モテアマスは無くなってほしくない、モテアマスを応援したい、あわよくば映画に出たい(10月まで撮影しているのでタイミング合えば映り込めます)、等々どんな想いでも結構ですので、ぜひモテアマス三軒茶屋のドキュメンタリー映画制作のご支援をお願いいたします!
きっと胸熱の映画になること間違いなしです!
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