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大好きなビール マルエフが新しくなった。

僕の愛してやまないビール

アサヒ生ビール マルエフ

それが2025年2月に新しくなった。

折角なので、新しいマルエフを飲んだ感想とマルエフとの思い出を軽く書こうと思う。


まず、僕とマルエフとの出会いについて

そもそも、僕は社会人2年目の20代前半にして、「ビールや海鮮、魚卵など」の食べ過ぎによって引き起こされる贅沢病の一種"痛風"の原因と言われている尿酸値が、基準を上回るという愚行をするくらいビールが好きだった。魚卵などが特別好きというわけではないので、100%ビールが原因だったし、今でも仲良くしている新入社員時代の同期との週数回の飲み会が片棒を担いでいることは明らかだった。(今ではビールの飲酒量を抑えて、基準以下になったので一安心だし、今思うと飲みすぎた翌日、足先が痛かったことが何度かある…)

そんな僕だが、ビールの銘柄にこだわりはなく、居酒屋で飲むビールなんてジョッキが冷えてさえいれば何でもいいとすら思っていた。

強いて言うなら、サッポロクラシックやオリオンビールといった、比較的甘口なビールを愛飲していたが、ご存知の通りそれらのビールは、地方限定ビールにあたるため、居酒屋はもちろんコンビニなどでも比較的手に入らないものだった。

なので、会社からの帰り道、社会に揉まれ、学生の頃には想像もしなかったつまらなく、やりがいもあるんだかないんだかな仕事をした疲れを癒すために、コンビニでビールを買う際は、黒ラベルやスーパードライ、ハイネケンなどをその日の気分で決めた上で、350mlにしようか500mlにしようかあまりにも出来レースな睨めっこをして購入していた。(なので、ハイネケンを買った時はもう一缶なにか買っていた)

しかし、2021年頃だろうか、例の感染症が少し弱まってきて、友人宅でくらいなら気軽に飲みに行ってもよくなった頃、それは突然発売された

「おつかれ生です」

新垣結衣をCMに起用し、その可愛らしいフレーズと妙に惹かれるCMの雰囲気、そして何よりガッキーにやられ、コンビニに売っていたマルエフを手に取り、家で飲んでみた。

すごく美味しかった

甘口のビールが好きな自分からしたら、まさにど真ん中なビールの美味しさだった。

甘口だけど喉越しがよく、キレもあり、コンビニでも気軽に買える。全ての要素が揃っていた。

さらに、マルエフ好きを加速させたのは、友人が私の結婚祝いに贈ってくれたビール用タンブラーだった。

私も最初は、「タンブラーでビールの味が大きく変わることはないだろー」と考えていたが、全然違った。

貰ったタンブラー独自の何かしらの何かが作用して、明らかに味が「丸くなる」のだ。

改めて思ったが、ビールの美味しさを表現するのに「キレ」だの「喉越し」だの、「丸み」だの、ビールを飲まない人からしたら「???」な表現方法ばかりなのは、アルコールで脳がやられたお酒好きが、適当にそれっぽい"わかっている大人"を演出するために曖昧な比喩表現をし始めたのだろうか?(ウィスキーも"開く"とかいう表現使うし…)

ま、とりあえずだ。タンブラーを使うことで明らかに味が丸くなり、最高に美味しくなった。それは、ビール嫌いの嫁がマルエフとそのタンブラーの組み合わせで、ビール自体が好きになるというウルトラCが起きたほどだった。

ぜひ、ビール好きはちゃんと調べた上で、タンブラーの購入をオススメする。(苦手で克服したい人にもおすすめ)

そんな、奇跡のタンブラーとマルエフの相性が完璧で、完全にマルエフを愛飲するまでになった。

以上、私がマルエフを愛飲するに至った経緯になる。


そんな、マルエフ愛好家である私にとって、この間スーパーでマルエフを買おうとしたら、衝撃な記載が目に入った。

iPadではじめしゃちょー見てたのが映り込んでいる

"新"アサヒ生ビール マルエフ

マルエフが新しくなっていた

これは買わねば!と、新しくなっていようが、なっていまいが買うのに息巻いて購入し、急ぎ足で家に帰り飲むことにした。

愛飲しているだけあって、家にも旧マルエフが500ml缶x6本セットで置いてあったので、その日に新旧続けて飲むことにした。

旧マルエフは当然だがいつも通りの美味しさ。
大変満足した状態で、期待を込めて新マルエフを飲んでみた。


なんか、キレなくなった?


いや、大変飲みやすい。うたい文句の"まろやか"さは、さらに向上しているように感じるし甘味も増している気がする。が、ビールとしての美味しさの1指標である「キレ」がなくなったようにも感じた。

そもそも、いくら愛飲しているからといって、細かい味の違いを感じるほど私の舌が優れているとは思えないので、勘違いの可能性も全然あるが、少なくとも自分はそう感じた。

マルエフの強みである「甘さと飲みやすさ」が際立つ代わりに、ビールとしての旨さである「キレ」がないように感じたのだ。

「どっちのがいいの?」と聞かれると難しいが、少なくとも3,4年ほど愛飲してきた旧マルエフを擁護しようとしている自分がいる。

なんでもそうだが、急に新しくなると昔のものがよく感じるのは人間の性だ。

マルエフも同じで、些細な違いではあるものの、愛飲してきたものとしては古いものが良いと感じてしまったのだ。

古いものが良いというより、変化を嫌ったのかもしれない。

そう思うと、図らずも悲しいマルエフ老害になっていることに気づいた。
(ガッキーがCMから降板した際も悲しかった)

でも、変化は受け入れるべきだし、大切なことだ。

マルエフ自身も、1980年代低迷していた"アサヒビールの復活"を願って作られ、1986年に初めて発売されたビールである。そんなマルエフもスーパードライの発売をきっかけに影を落とし、そして次第に姿を消して"幻のビール"となってしまった。現在はその復刻として、発売され人気を博しているわけだ。

変化せずに、今の味を維持することは難しいことではないが、刻一刻と変化するニーズを取り入れなければ、いつの日かまた、マルエフは衰退し、姿を消すことになってしまう。

だから、この変化は嬉しいことだし、今後もアサヒビールがマルエフに力を入れていくことの表れだと思えば喜ばしいことだ。

それに、悲しいかな。

きっと僕の記憶力と味覚機能では、すぐに新マルエフにも慣れて、「あ~やっぱりマルエフうめ~」とすぐに手のひらをくるくるすることになるだろう。

だから、この新旧狭間にある複雑な感情はnoteに記録し、将来またマルエフが変化した時に戻ってこようと思う。


その時も、同じように変化を嘆くのかもしれないけど。



と、"新"マルエフを飲みながら、だらだらこんな記事を書いてみた

うまい!



追伸:
100万人だかにマルエフ配るSNS企画。
毎日、LINEもX(twitter)もやったのに当たらなかった。
次回はください。おかしいです。こんな好きなのに。


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