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創作ノート

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劇作その他の創作ノート。
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2019年1月の記事一覧

創作ノート④新境地は別世界ではなく。「今すぐ現金、そんな時(中略)、テアトルエス!」

執筆に行き詰まり召喚した黒川陽子ちゃんをカフェでの打ち合わせの後に自宅へ強制召喚し、チーズとめっちゃ辛いスナックをコーラで流し込みながら、今ある構想の問題だと思っている点を聞いてもらう。こうして人に「何に行き詰っているか」をはなすだけで、少しだけ鼻づまりもとい執筆行き詰まりが楽になって息がしやすくなる。
一人だけで着想から執筆、脱稿まで出来たらそりゃあカッコいいし、そうやって書き上げたた脚本も多く

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創作ノート③召喚、黒川陽子。「今すぐ現金、そんな時(中略)テアトルエス!」

人物同士の知的な応酬が続くディスカッション劇、緻密なプロットで構成されたウェルメイドな脚本。そんな作家としての新境地を目指しながら、私は執筆に行き詰っていた。おおまかなプロットは出来たものの「今のままでは駄目だ」ということがはっきりしている。オチが弱い。が、何が正解なのか、ここからどうやって発展させればいいのか見当がつかない。いっそ今あるものを全て捨てて一から書き直そうかとも思ったが、締め切り的に

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創作ノート② ‪オレオレ詐欺、「しない」と「してはいけない」の間の気まずい間について。「今すぐ現金、そんな時、(中略)テアトルエス!」

新作「今すぐ現金、そんな時、(中略)テアトルエス!」で書かれるのは、「オレオレ詐欺」という犯罪と、その中心、もしくは周辺にいる人物達だ。詐欺をしている人、詐欺師を捕まえようとする人、詐欺に手を染めようとする人。多かれ少なかれ全ての登場人物が「オレオレ詐欺」という犯罪に振り回されているので、そういう意味では本作のテーマは「オレオレ詐欺」という犯罪なのかもしれない。

ただ、実は一番最初に企画書を提出

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創作ノート① 作家のチャレンジ「今すぐ現金、そんな時、(中略)テアトルエス!」

去年の夏頃から取り組んでいた新作「今すぐ現金、そんな時、(中略)テアトルエス!」が、1月23日に下北沢の「劇」小劇場で初日を迎えます。
単独作品では初めての下北沢デビューで、書き終わってから気が付いたのですが、モスクワカヌ劇作史上初の「歌も踊りもない長編」となった作品。書いている間に気が付かなかったんかい、という話ですが、全然気が付きませんでした。自分はそういう人間です、はい。

今年で劇作家

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