お願い、繋がって緋牡丹ちゃん!
三角柱サボテンにくっついた緋牡丹に、わさわさと子株がついた。
とても重そうだ。
接木のために、増やしていた龍神木も、いい感じに大きくなっている。
引っ越しまでまだ1ヶ月あるので、やるなら今だろう。
今日、緋牡丹を龍神木に接木する、新しいやり方を試してみることにした。
以前、こちらのnoteで、ホチキスの針を使えば、接ぐ側と接がれる側の、成長点同士を合わせられるのではないか?と思いついた話を書いた。
今回、接木にトライするのは5株。
失敗して全滅するのだけは避けたいので、3株のみホチキス法を試すことにした。
用意するのは、土台となる龍神木と、緋牡丹の子株。
必要な道具は、ホチキスの針、ペンチ、消毒用アルコール、よく切れるカッターナイフ、伸縮性包帯、クリップ、である。
さて、こちらが今回用意した土台の龍神木。
実はこの龍神木は、以前、接木に失敗した株である。
上に載せた緋牡丹が枯れ落ちてしまったのだ。
けれど、多肉植物は強い。
成長点を切断された龍神木は、横から脇芽を出して、枝をどんどん成長させた。
上の写真左は、その成長した脇芽だ。
この脇芽は、植木鉢にさしておけば、立派な接木の土台として成長してくれるので、次回の接木で使うよう、鉢に植えておく。
今回はこの、脇芽を摘んだ箇所に緋牡丹を接いでみたい。
切り口が小さいので、緋牡丹の子株も小さめのものを選ぶ。
まずはこの二つをつなぐための、ホチキス針をカットする。
「コ」の字型の針の二つの短辺を、ペンチで切り落とし、真っ直ぐな針を作る。
これを事前にアルコール消毒しておく。
さて、おさらいだ。
成長点は、それぞれ切り口の中央の白いところだ。
この、白い点の真ん中に針を刺し、固定すれば、ばっちり成長点が繋がるはず。
針を刺す前に、両方の断面を消毒したカッターナイフで平に削っておくことを忘れてはならない。
通常の緋牡丹の接木は、垂直に立っている土台に、子株を載せるので「置くだけ」でも、まあなんとかなる。
しかし、こんな斜めの断面に接ぐとなると、やはり、針があった方が安定するだろう。
あとは、断面同士を密着させて、伸縮包帯で固定すれば完成だ。
針という異物を植物の中に埋め込むのも、斜めに接着するのも、初めてのことなので心配だ。
しかも、この異様な暑さ。
外に置くのも、蒸れが怖い。
室内で、2週間ほど様子を見ることにした。
さーて、どうなるか。
多肉ファンの皆様、2週間後をお楽しみに。
**連続投稿595日目**