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四国初横断&淡路島初上陸記念日

取材というか、そのアシスタントというか、ただの付き添いというか、見学者というか、見る人によって言い方は変わると思うが、とにかくお仕事で淡路島に来ている。
正確には仕事は明日なので、今日は観光の日になる予定であった。

四国は電車よりバス、バスより自家用車の方がどこに行くにも圧倒的に早いため、レンタカーを借りて、松山から淡路島に向かうことにした。
高速を使えば早いのは当たり前なのだが、何しろここは本州と橋で繋がった「四国アイランド」。
島なら横断したって大したことないはずだと、全行程、下道を使って行ってみようとチャレンジし、2時間経ってもまだ愛媛県から出られなかったので諦めた。
広い。
四国、広いじゃん、島なのに。

しかし、島だからなのか、高速道路は空いている。
渋滞知らずでスイスイ行ける。
借りた車がハイブリッド車で、エンジン音がほぼしないため、下り坂でちょっとアクセルを踏みすぎて130km/h近く出ていても、その速さに気づけない。
バイクの100km/hは、死神を背負って走っているようで生身の背中がゾクゾクするが、鉄に囲われた箱の中で感じる130km/hは電車に乗っているのと変わらない。
案外怖くないものだな、とビビリのくせに思ったりした。

なんやかんやで、四国の端っこにようやくたどり着いた。
今回、前泊したのは、さっきも書いたが、せっかく遠出するなら鳴門の渦潮とか、讃岐うどんとか、楽しいことを絡めたいと思ってのことだ。
しかし、のたのたと下道を走っている間に、渦潮が1番大きく巻く時間を過ぎてしまい見逃す。
かろうじて讃岐うどんだけは、高速のサービスエリアで食べることができた。

うどんにこしがあり、おつゆか甘くてとてもおいしかった。

しかし、今回1番自慢したいのは、これだ。
リーズナブルな安宿を見つけることに定評のある私、今日もすごい。

本来なら8人用のお部屋だそうだが、そこに1人で泊まらせてもらっている。
18畳、転がり放題。
組み手もできる。
芸妓さん呼んで、野球拳だってできちゃう。
人がいないのでエアコンの効きが、とんでもなく良い。

「申し訳ありませんが、お布団はご自分で敷いてくださいね」
とフロントで言われたが、そんなのあったりまえだ。
敷布団を、8枚重ねて王侯貴族のように眠ってやるぜ!

さてこちらの宿泊施設、大浴場もあり、素泊まりでこのお値段だ。

すんばらしくないですか、淡路島。
一畳あたり約324円、これまでの最低価格、一畳940円を更新している!

ちょっと外を散歩すれば、牛も猫もいるし、路肩にはまだ食べられそうな玉ねぎが転がっている。
さすが、ミラクルオニオンアイランドだ。

いいなあ、ここに住むのも素敵かもしれない。
南淡の玉ねぎ、買って帰るぞ。

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