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ウミウシを探しに行くぞ

4月に2年ぶりに沖縄に行く。
2年前と今とでは、興味の対象が明確になった分、目的がはっきりしている。
前回は、暗い北陸の冬がしんどくて、まぶしい太陽と暖かい海があれば、それでいいと思っていた。
だから、写真に撮ったのは「さかな」とか「さんご」とか「かめ」とか、ごくごくぼんやりしたものばかりだった。
逆に言うと、沖縄というところは、何も考えずに潜っても、そこそこきれいな写真が撮れてしまうところだということだろう。

今回は、明確に目的がある。
1つ目はもちろん、ウミウシを撮ること。
2つ目は、お金をかけずに撮ること。
ダイビングショップに「ウミウシが見たいです」と伝えて、案内を頼めば、それなりのポイントに連れて行ってもらえて、まあまあ、ウミウシが撮れてしまうだろう。
しかし、それではつまらない。
お金を出して、案内されて見るものなんて「見ている」のではなく、「見せられている」のだ。
観光の島で、お金を落とす気が無いのは、申し訳ないのだが、私は初めての土地でも、自力でウミウシポイントを見つけたい。
しかし、気を付けないと、海に詳しくないよそ者は離岸流に流されて、いつの間にか東シナ海を漂流することになってしまう。
常にソロ活動の私が、1人で行っても危険のない岩場のあるところを見つけなくてはならない。

前回、同じ島を訪れた時、レンタルバイクで外周を一周したのだが、ビーチばかりで岩場を見た記憶がない。
たぶん、道路からひょいと行けるところに、ちょうどいい磯がなかったのだろう。
崖下とか、森を掻き分けた先とかには、きっといい岩場もあったのだろう。

半分諦めつつ、Facebookの『沖縄の離島が好きな人』というグループで訊いてみると、詳しい方から「ここはどう?」とよさげなポイントを教えていただいた。
地図で確認すると、ウミウシが居着いてそうな岩場がある。
観光客向けのビーチではないが、奥まった湾なので、流される心配はあまりないだろう。
とは言え、海開き前の離島の海だ。
何があっても自己責任だから、事前の下調べだけはちゃんとしようと思う。

それにしても、何でも聞いてみるものだなあ。
本当に知りたいこと以外は、たいていの答えがネットにある。

魚の名前は覚えられない
のに、これだけはわかる。ルリススメダイ。なぜなら死滅回遊魚で日本海にもいたから。
滿潮になると、沖からやってくるカメさん
島だらけなところは、瀬戸内に似ている
岬の突端から見た夕陽
帰りの飛行機から

**連続投稿726日目**

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はんだあゆみ
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