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【北陸ウミウシ日記】2023年7月17日 水温27.1~29.4℃ 杉津海岸

昨日の「イルカ襲来」のニュースを見て、越前方面の海水浴場の方が危険がなさそうだと判断した私は、杉津に行くことにした。

杉津と言えば、昨年、土石流に襲われてビーチがめちゃくちゃになってしまった、あの杉津だ。

遊びに行く前に、貸しボートのかずやのおじさんに電話をすると、大毛谷川(おもたにかわ)の護岸整備が進み、かなりきれいになったとのことだった。

2022.8.6の大毛谷川河口。山から転がってきた巨石がふさいでいる。
2023.7.17 巨石をそのまま利用した護岸。

たしかに、昨年のあの目を覆うような海の惨状は消えている。
が、数日前の雨の影響で、右岸の一部が崩れているのと、河口付近に運ばれた土砂が堆積しているのが気になる。
また、大雨が降ったら、今度はこの土砂の上をさらなる土石流が襲い、河口を完全にふさいで、集落に被害をもたらすかもしれない。
そうなる前に、なんとか、河口の土砂を撤去できないものだろうか。
……って、今回は、そっちじゃなくて、ウミウシだった。

結論から書くと、海に運ばれた土砂の量が半端なく、濁って視界が悪かったので、あまり見つけられなかった。
沖に出ると、多少はましだが、それでも1m先はすでに見にくい。
そんな中、今日見つけたのはこちらのウミウシたち。

おなじみ、クロヘリアメフラシ 体長2㎝
アオウミウシ 体長約3㎝
以前も杉津で見つけ、それ以来遭っていなかったサラサウミウシ 体長約2㎝
画像を拡大してもらえればわかると思うが、つぶつぶがたくさん。何かのウミウシの卵塊。
こちらの卵塊は、上よりも深いところにくっついていた。幅が狭く、色もはっきりした黄色。

2時間海をさまよって、3匹では、コスパが悪すぎる気もするが、今日は杉津の平和を確認できたのでそれが最大の収穫だ。

待機中の貸しボートたち。のんびり
夏だけ現れる海水浴客のためのシャワー。まったり
お土産に頂いたサザエ。ひゃっほー!

濁りが消えた頃に、また行こう。
今度は、龍が棲む秘密の洞窟まで泳いで行ってみようと思う。


**連続投稿533日目**

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