読書感想「心療内科医が教える本当の休み方」
初めての読書感想は「心療内科医が教える本当の休み方」。
この本は、うつ病での症状で本を読みにくく(頭に入りづらく)なった私にも、読みやすかった。
内容はあんまり詳細に書くときっと著作権的に良くないのかなと思うので、軽く要点と感想に留めます。
この本で初めて知ったことは
・自律神経には交感神経と副交感神経があるけれど、副交感神経はさらに腹側迷走神経と背側迷走神経に分かれる
・人のストレス反応には交感神経が過剰に働く「炎のモード」と背側迷走神経が過剰に働く「氷のモード」がある
・背側迷走神経が過剰に働いている時の休み方やエクササイズ
・BASIC Phという考え方
など。
ストレスへの対処方法のことを「コーピング」というそうで、そのコーピングの仕方が6つのチャンネルに分けられること、人によって優先させているチャンネルが異なるけれど、他のチャンネルを使ってみることでも心身を回復させられるそう。
そして、ストレスがたまってる時は自分の欲求を素直に聞いて行動するのがとても大切。
お仕事を休みたいと思ったら、休むことも大事ということがわかった。
そう考えたら、休むことの罪悪感も少し減るね。
うつ病の患者にとってはとても有益な内容で、うつ病でなくてもストレスへの対処を学べるので、多くの人に読んでほしいと思った。
きっと日常で少しモヤモヤしてる、くらいの時にはすごく役に立つんじゃないかな。
希死念慮レベルで落ちてる時にはこの本に書いてるようなことを考える余裕はないと思うけれど。
この本に出会えてよかったし、マーカーで線を引いたところを中心に時々読み返したいと思う。