恋脳指数/澤口俊之
https://ddnavi.com/book/4098250861/
読了日2019/11/29
ホンマでっかTVで人気(?)の脳科学者、
澤口先生による、
IQならぬLQ(LoveBrain Quotient)を弾き出す一冊。
いやあ、
本当に!(前の本への当てつけ)
頭の良い先生の本というのは読みやすい。
もちろんこの本の内容は、
半分が恋脳レベルを測るテストだし、
後半は対談だから、
読みやすいのは当然といえば当然。
とはいえ、
本来ならいくらでも小難しく学術用語満載で語れるはずの内容を、
一般人にわかりやすく説明文できるっていうのは、
やっぱり頭の良い人だからこそって感じです。
遊びで読むような一冊だけどね。
私のLQは平均値107でした。
もし読んで測ったことのある方はご一報ください←
澤口先生、
これの男性版を作ってはくれないだろうか。
質問項目に女性特有の生理的症状が含まれていて、
男性は受けられないテストになっているからね。
後半はくらたまこと倉田真由美先生との対談。
くらたま先生はLQ120とちょっとお高め。
そんな先生は(この本出版当時は)授かり婚をしての出産直後で、
かつ旦那さんは千人切りを自称する社長さんだったが破産したばかりという相変わらず波乱万丈の日々を過ごされているが、
それもLQからすれば当然の帰結!
という理由も澤口先生は解説してくれる。
最近何かと、
「オトコガーオンナガー」
と何やら騒がしい世間様が見たら卒倒する内容も含まれてはいるが、
澤口先生としてはどう思われているんだろう。
男女の脳の差は本当に微々たるもので、
いくらかは女性脳の方が優位という意見を述べられているから、
女性史上主義(が散見される誤ったフェミ界隈)では尊ばれたりするのかしらん。←
本人が良ければそれで良いじゃん?
って思想は許されないのかしらねー。
なんで他人の人生に口を出す必要があるのよ。
そんなに偉いのかお前は。
あからさまな間違い(犯罪とかね)を正そうとするのはいいことだと思うよ。
でもボーダーって突き詰めたらかなり微妙な線引きが必要でしょ。
男も女も地続きだと思うのよ。
昨日と今日と明日が時間の連続体であるようにね(村上春○風に)。
だから他人をとやかく言うと、
その言葉が別のシーンで別の人間がニュアンスを変えた言葉で、
自分に言ってくるかもしれない。
その言葉で傷つくのも反論するのも自由だけど、
自分が過去に他人にそんな影響を与えたことはなかったか。
自問自答はきっと必要。
そのために私たちの脳ってあるのよ。
ふと、
星新一先生だったかな?
英語の教科書の題材になったストーリーを思い出した。
ある台風のあと、
地面に大きな穴が空いていたってやつ。
「おーい」と叫んでも声が返ってこない。
相当深いようだ。
ゴミを捨てよう。
あれもこれも。
核兵器も(あったよね……?)
ある日、
空から声が降ってくる。
「おーい」