裏世界ピクニック 4 裏世界夜行/宮澤伊織
https://www.hayakawa-online.co.jp/smartphone/detail.html?id=000000014409
読了日2020/01/03
あの牧場のその後を探検し、奇妙な隣人と遭遇し、小桜と三人で温泉旅行を楽しみ、12月のイベントを満喫する(ラブホで。意味深)。
ようやく汀さんがイラストに出てくれた……。
好きなんだこういう人。
山の牧場に残っていた第4種接触者との遭遇もさることながら、空魚のアパートの隣の部屋の赤い人も怖い。
ふつうに怖い。
怖いのが苦手なのになんで私これ読んでるんだろうもう4巻も、と疑問に感じるくらい怖い。
あげくに件とか最強最悪に怖いのに、最強を埼京線と誤字るくらいには怖いのに。
鳥子と空魚と小桜がかわいいから読んじゃうんだよね。
「裏世界夜行」の鳥子のプレゼントがよかった。
単に実用性もあるし、刃物を他人に渡すときは相手に持ち手を差し出すマナーは知っていたとしても、
こんな愛のこもったプレゼント、ある?
指輪とかアクセサリーよりよっぽど愛を感じるわ。
刃先は自分に向けたまま、相手に持ち手を渡す。
すると自分は相手に刃先を向けられている、いつでも心臓を刺し貫ける……あなたにならされてもかまわない覚悟が見える。
何コレ、ステキ……。
と思ってしまうのは、裏世界に頭をやられているからだろうか。
かもしれない。
だがもっと深みにハマりたい。
続きをこれでもかと待機している。
いいなと思ったら応援しよう!
サポート代は新しい本の購入費として有効活用させてもらいます。よろしければお願いします。