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社会人留学を叶えた先にあった苦労。仕事と留学を両立させるためにつくった"自分ルール"
こんにちは。Morning Laboの介川です。
以前書いた入社エントリーでは、公開してから友人やクライアント様まで、沢山の方に見ていただき「頑張ってね!」と嬉しい応援の声をいただきました。
留学に行く前に書いた気持ちはこちらのnoteをご覧ください。
その後、数ヶ月の台湾留学を終え、日本に帰国したので、今回は留学レポート記事をお届けしたいと思います。
オトナの留学に興味がある人や、やりたいことがあるけど一歩踏み出すのが不安という方に、少しでも勇気やきっかけを与えられる記事になれば幸いです。
「後悔したくない」と出発したけど…
台湾に留学中は、下記のようなスケジュールで仕事と学校を両立する予定でした。
▼1日のタイムスケジュール
9:00〜12:00:学校
12:00〜14:00:移動・お昼
14:00〜18:30:仕事
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事前にタイムスケジュールを決めていたとはいえ、実際の生活はかなり大変なものでした。
慣れない異国での生活のストレスがある中、学校に行き中国語を勉強したあと、急いで家に帰り業務開始。仕事が終わった後は学校の宿題に追われ、残業をすると寝る時間がどんどん減っていきました。
フルタイムで働いていた頃は、1日の時間を臨機応変にスケジューリングできていた一方、時短になったことでプチパニック状態に。
常に「あれやらなきゃ」「これ終わってないどうしよう」と頭がいっぱいになり、生活のストレスも相まって体調を崩してしまう始末…。
「このままじゃダメだ」と思い、ここから現状を変えるために何ができるのか、今までの”自分ルール”を見直すことに挑戦しました。
仕事と留学の両立を叶えるためにつくった、“自分ルール”
「減点方式ではなく加点方式で考える」
留学当初、言葉が聞き取れない、伝わらないことも多く、その度に「なんで上手くできないんだろう…」と落ち込んでいました。
そこから毎日外に出るのも億劫になってしまったので、加点方式で考えることに。
できないことを数えるのではなく、「聞き取れてすごい!」「クラスメートと中国語で意思疎通ができた!」など、できていることに目を向けるようにすると、かなり気持ちが楽になっていきました。
「〜するべき、は捨てる」
生活をしている中で、「学校に毎日行って結果を残すべき」「担当している仕事はきちんとやりきるべき」など、自分に課した「すべき」に囚われていることに気づきました。
本来私は、「台湾の文化や人に触れて、新しい考えや価値観を得たい」を目標に留学し、そのための手段として中国語を勉強していたのに、その中国語の勉強で疲労困憊して外に出なくなってしまうのは本末転倒。
なので目標は変えずに、自分が納得できるやり方にしようと思い、学校の頻度を調整し、仕事と勉強のバランスを変えてみることに挑戦しました。
「信頼して頼る」
今まで自分には「人に迷惑をかけられない」という考えが常にありましたが、モニラボには「相互扶助」を大事にするバリューがあり、頼ること=良いことという、メンバーみんなの共通認識があります。そのバリューにのっとって、自分の仕事を信頼して預けてみよう、と思えることができました。
自分ルールを変えるために試行錯誤していた中で、モニラボメンバーの存在にはかなり助けられました。
業務調整が上手くいかずプチパニックになっている私に対して、「任せて!私ができることを整理するから!」と二つ返事で答えてくれた久保。その頼もしすぎる対応に目を潤ませながら「ありがとう…!」と言ったことを、とてもよく覚えています。
その後、私は心配症なので、代表の中村にひっそり「ほっち(久保)は頼りがいがあるし、私の留学を応援してくれてるから「やる!」って言ってくれると思いますが、ちょっとでも辛そうだったら教えてください!」と伝えていたのは今だから言える話です(笑)。
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また、フルリモートの中でもメンバーがやりづらさを感じないように、いくつかコミュニケーションにおいてもルールを作りました。
相談ごとやすり合わせがあるときはMetalife(オンライン上のバーチャルオフィスツール)で私からも積極的に話かけることや、なるべく明るい声色で話すこと。
また、隔週でオンラインランチ会を開催し、雑談を含めてメンバーとコミュニケーションが取れるようにしていました。
夢は口に出すことで叶う。
今まで記載した私の葛藤から伝わってくると思いますが、率直に言うと、留学生活は想像以上に大変でした。
ただ、自分と徹底的に向き合えたことや、台湾の良さや人の暖かさに触れることができたことなど得られたものは多く、留学してよかったと本当に思っています。
社会人の留学は、自分で自由に使えるお金があることから、留学先からのプチ旅行にも気軽に行くことができたり、私の場合はワーキングホリデーで行ったので、働いてもよし、勉強してもよしで自分のやりたいことに合わせて現地での生活をデザインすることができます。
こういった選択肢を増やすことができるのは、大人の留学ならではの楽しさになるのかもしれません。
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最後に、これから留学に挑戦したいけど迷っている人にぜひ試してほしいことがあります。
それは、「私、ここに絶対留学したい!」と口に出して、周りの人に伝えてみること。
きっと今迷っている人は、仕事を中断することが不安だったり、海外での生活が心配だったりと、現状の生活を変えることに不安を感じる方が多いのではないのかなと思います。
でも、不思議なことに、やりたいことをずっと口に出して伝えていくと、自然と物事が口にした通りに、前に進んでいきます。
私もそうだったのですが、「留学したい」と思ったときから、友達や会社のメンバー、両親、パートナーなど、周りの人に「留学したいと思ってる」と伝え続けてきました。
そうすると、前職の人が「フリーランスになっても応援したい」と仕事を依頼してくれたり、友達が台湾にいる知り合いを紹介してくれたり、私の夢を応援してくれるモニラボとも出会うこともできました。
私は運良く周りの環境にも恵まれたこともありますが、まず思っているだけではなく周りに伝えてみると、応援してくれる人が自分を後押ししてくれるなど、人生を好転させるきっかけを掴みやすくなるはずです。
留学したからこそ見えてきたもの
台湾の人がよく言うお気に入りの言葉があります。
「慢慢的」
訳すと「ゆっくりで」という意味なのですが、焦っているとき、忘れ物をして急いで取りにいこうとしているとき、さまざまな場面でこの言葉を聞きました。
自分のペースを大切にする文化があるからこそ、この言葉が大事にされているのかもしれないですね。私も何かに追われて心が落ち着かないときは、この言葉を唱えるようにしています。
台湾は素晴らしく良い国ですが、実際に台湾に住んでみたことで日本の良いところや好きな部分にも気づくことができたので、帰国後は日本国内で行ったことのない場所にも行ってみたいという気持ちに駆られています。
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3ヶ月の留学生活では語学の習得には足りなかったり、実際に留学前に「台湾で働かないんだったら意味がないんじゃない?」と言われたこともありましたが、私にとっては確実に意味のあるものになりました。
また、仕事から少し離れたことで、自分はこれから何をしたいのかを考える時間も増えて、それを知るために興味のある講座や資格に申し込んでみたりと、留学後の目標に向けて前向きな気持ちで行動することができています。
台湾留学と社員を両立するという難題に挑戦してみた今、また新たなことに挑戦していくことの自信がついたので、今度は留学を応援してくれたモニラボに私の得意を還元できるよう、頑張っていきたいと思います!
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