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朝ランと、漢江(ハンガン)沿いの風景
今朝も走った。ソウルで走り始めたのは4月下旬で、2ヶ月になる。
(3月上旬一時帰国中の埼玉で走り始めたので、ランナー歴は3ヶ月)
今は週3回、4キロ前後を走る。体力のない超初心者ランナーなので、早歩きのほうが早いんじゃないかな、というとろとろペースでゆっくり走る。速度を上げることには興味がなくて、心地よく走ることが1番大事。距離を伸ばしたいという欲はあって、当面の目標は10キロ完走。いままでの最長ラン記録は6.68キロなので、近々達成できるんじゃないかな、と思っている。
走るのは、いつも漢江(ハンガン)沿い。1番よく走っているのは、自宅から住宅街を抜けて、漢江沿いに出て、そのまま川沿いを走るコース。
漢江は川幅が1キロ近くもある大河で、ソウル市の真ん中を横断するように流れている。近年ソウル市が巨額の予算をつけて開発に勤しんでいるので、年々すごいスピードで進化を遂げている。川沿いには公園が作られ、カフェやレストラン、コンビニやトイレが設置され、サイクリングとランニング/ウォーキングのコースが整備され、さらには多種多様な草木や花の植樹まで行われている。
いつも走るコースにも、両脇に背丈のある木が植えられている。そのため、日差しが強くなる時間帯でも、心地よい木陰を作ってくれる。後ろにも前にもこんもりとした緑が広がっていて、都心のど真ん中を走っているとは思えない。毎日メンテナンスはしているみたいだけれど、草木の成長スピードに追いついてなくて、日増しに緑の勢いが増している。
いつも走るのは6〜7時くらいで、その時間帯でも漢江にはわりと人出がある。圧倒的に多いのは、50〜60代と思われる中高年世代。夫婦や友達同士、あるいは親子で、ワイワイおしゃべりしながら元気一杯ウォーキングをしている(マスクもしっかり着用。くるしくないのかな。。?)。ランニング組はほぼひとりで、サイクリングだと2〜3人連れが多い印象。
都内でもランナーが急増していると聞くけれども、漢江沿いの賑わいはいまに始まったことではない。在韓歴5年のごくごく限られた経験をベースにした超個人的意見に過ぎないのだけど、韓国は積極的に運動に勤しむ中高年がすごく多い印象がある。
漢江沿いはもちろんのこと、あらゆる登山ルートには常にド派手なウェアで身を固めたアジョシ・アジュンマ(おじさん・おばさん)の集団がうじゃうじゃいる。みんなとにかく元気で活発で、盛んにおしゃべりしながら、歩いたり走ったり登ったりしている。
と、話がそれたけれども(韓国アジョシ・アジュンマの生態は興味深すぎてつい語りたくなってしまう。。)、ランの記録はNike Run Clubというアプリにつけている。Instagramをつなげることができることを学習し、走り終えるといそいそとラン記録をアップしている。
ランニング系のハッシュタグをつけると、見知らぬランナーたちがいいねを押してくれる。友達からのいいねだってもちろんすごく嬉しいけれど、ランナーたちからのそれはまたちょっと格別。
「お互い、今日もよく走ったね」
「これからも、走っていこうね」
無言のうちに、そうやって励まし合っている感じがする。ひとりで走るだけでも充分気持ちいいけれど、そういう励ましに気持ちがあたたかくなって、よし、また走るぞと思える。
ランニングって、こんなにいいものだったんだなあと、最近つくづく思う。ひとりで走っているのに、世界中で同じように走るランナーたちの存在を感じることができる。嬉しい。