最近の若い奴は・・・って言ってないですか?
講演のご依頼をいただく数が増えてきました。
最近、講演テーマのご希望で多いのは「若手社員の育成」です。
よく、若手社員さんはY世代とかZ世代といいますが、お話を聞いていると、両世代が混ざっている職場がほとんどなので、管理職のみなさんは大変そうです。
最近の若い奴は・・・。
という言葉が聞こえてきそうですね。
でも、その管理職のみなさんも若い時は上司に同じように言われていたと思います。
いつの時代にもジェネレーションギャップというものは存在します。
わからない=嫌い
こうならないように、お互いに理解しあうことが重要です。
言っていること、考えていることがわからなくても、まず話してみる。
これがすごく大事です。
話している中で、相手が何を大事にしているかがわかったら、最高です。
一気に相手との距離は近くなります。
<コミュニケーションの原則>
①自分がしてほしいことをする
②相手がしてほしいことをする
③相手が大事にしていることを自分も大事にする
①と②はわかりますよね。③はどういうことか。
例えば、若手社員のAさんはご両親を大事にする方だとします。
出勤した時にこう声をかけてみてください。
おはよう!今日も暑いな。A君は夏バテしないか?体にきをつけてな。 そういえば、田舎のご両親は体調崩してないか?
自分にとって大切な存在の両親を上司が気にかけてくれている。
これだけで、Aさんは嬉しいんです。上司への信頼が高まります。
でも、これはコミュニケーションスキルではありません。
相手を大切に思う心を形にしたものです。
相手を大切に思う心が何より大事です。
最近の若い奴は・・・。
この言葉は、「相手を理解したい」という気持ちの裏返しですね。
なので、思わず声に出ても気にしないで大丈夫です。
よくわからないけど、たくさん話をしてみる。
ここからチャレンジしてください。
きっと、若手社員さんもお話をしたいと思いますよ。