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2024/10/27の日記
投票のため、久しぶりに母(74歳)と一緒に歩いた。同居しているのに最近は一緒に出かけることがあまりなかったからだ。
同居してすぐの2年前は、母の生活時間に合わせ、母の日課の買い物散歩や私の犬散歩など、どこへ行く時も一緒だった。母が常に一緒にいたがったからだ。
半年ほどそんな生活をして、私は倒れた。無理をして気を遣いすぎてストレスが溢れ出してしまったのだ。今は自分の心身を優先しているため基本的には母と行動を共にせず、無理のない距離感と自分のペースを意識して生活をしている。
徒歩5分の投票ぐらいならと思って「一緒に行こうね」と言ってあったのだけど、投票に行く前の出かける準備の段階で、既に万端に整えた母が私を待つ間、ずっとソワソワと落ち着かない行動を繰り返していて胸がざわついた。
認知症になりかけているからなのか、父を亡くしてからの不安症なのか、母は何か気になることがあるとひとりごとが増え、鼻歌がひどくなり、その場で横揺れを始めたり、足踏みをしたり…と落ち着かなくなる。出かける前はフルコンボだった。
家を出てすぐに横揺れをしながら鼻歌が始まった。恥ずかしいと感じたけど、周りにほとんど人がいなかったので気を取り直してお天気の話をする。まだ雨降らなそうだね、と。横揺れも鼻歌も止まったが、二人しかいないのにやたらと馬鹿でかい声で話す母に、また恥ずかしいと思う。
少し暗くなり始めていたから、母の足もとに注意して、段差に気をつけながら、ペースを落として歩いた。
事前にレクチャーしておいたおかげか、投票所で母が「やり方がわからない」と騒ぐかもしれないという心配は杞憂に終わり、すんなりと済んで、そのまままっすぐ帰宅した。
20分もかからなかっただろうか。
短時間だけだったのにとても疲れてしまった。
大切な投票なのに、成人している長男と次男は行かなかった。
長男は風邪でしんどくて動けないと寝ているし、次男は寝坊してしまって投票に行く時間がない!と慌てて夜の仕事に出かけたからだ。
主権者としての責任をもっと持ってほしいよ…と若い頃に政治に無関心だった中年は思う。
・・・おっと、気づいたら愚痴ばかりじゃないかい?
「今日の良かったこと」は無事に投票に行けたことと、昨日痛めた右側面のアバラが少しましになったということぐらいかもしれないが、「今日の良くなかったこと」は無いから、平穏な1日だったと言える。イコール幸せだと言うことだ。
昨夜は、イヤホンの使用をやめておこうと思ったのに、家事をしながら「女王陛下のお気に入り」という映画をイヤホンで見てしまった。衣装や宮殿は豪華で素敵だったが、物語も物語の結末も私好みではなかった。
その後、寝る前に漫画「薬屋のひとりごと」の1巻を全部読んだ。ストーリーはまったく違うが、ふと渡辺多恵子の漫画を懐かしく思い出した。「はじめちゃんが一番」の主人公に共通点があったからかもしれない。大好きでほとんど持っていた渡辺多恵子作品をもう一度すべて読み返したいと思った。
過去に持っていた漫画はどれもこれも何十回と読むぐらいに大好きだった。
先述した渡辺多恵子作品(風光るは途中から読んでいない)の他、バナナフィッシュ、動物のお医者さん、ベルサイユのばら、あさきゆめみし、アンジェリク、HAPPY!、あたしんち、シティハンター、名探偵コナン、内田春菊作品、西原理恵子作品、成田美名子作品…思い出せないけどまだまだ他にもたくさんあった。いったい何冊あったのだろうか。引っ越しのたびに処分して、もうほとんど手元にはない。
長男の本棚には今300冊以上の漫画があるが、転生モノが多くて、私とは少し趣味が違うから今まではどうも読もうという気が起こらなかった。探せば面白いものがあるのかもしれない。「薬屋のひとりごと」を全巻読み終わったらまた漁ってみようと思う。
今夜の家事のおともは何にしようかとamazonプライムビデオを見て回る。ディカプリオものを見ようかなと思ったけれど、私はディカプリオの声と喋り方が好きなので葺き替えでは見たくない。でも家事中に見るのなら字幕は追えない。
何か適当なものはないかと思っていたら、いつぞやにウォッチリストに入れていた「世界の車窓から 特別編集版」が目についた。
よし。今日はこれだ。
見てみて気分が乗らなかったら菅田将暉と小松菜奈が出演した映画「糸」に変えよう。