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りもまえ
2021年8月4日 13:59
「ポンポン」。かわいい響き。しかし新種のポケモンやゆるキャラの名前ではありません。フランソワ・ポンポン(1855年〜1933年)はフランスの彫刻家、特に「動物彫刻」の分野の巨匠と言われている人物です。現在、京都市京セラ美術館で、日本であまり紹介される機会の無かったポンポンの展覧会が開催中です。さっそく、彼の作品がこちら。「ポンポン」の語感に違わぬ愛らしい、けれどもリアルなフォルムのシ
2021年7月27日 00:32
「滋賀県=琵琶湖。それ以外の名物は...?」現地の方に失礼と思いつつ、これが東京生まれの自分の率直な滋賀のイメージ。そんなあやふやなイメージが、ある美術館に行って一変しました。それが6月にリニューアルオープンした「滋賀県立美術館」。元の名前は「滋賀県立近代美術館」。リニューアルを機に、時代を問わず広い分野のアートを紹介、県民に親しみを持ってもらう為、「近代」を抜き「滋賀県立県立美術館」
2021年7月22日 08:13
ミューズ【Muse】 ギリシャ神話で、文芸・学術・音楽・舞踏などをつかさどる女神ムーサの英語名。転じて、芸術家にインスピレーションを与える女性のことマン・レイ(1890〜1976年)、この不思議な響きのアーティストを知ったのは、高校時代に『アングルのヴァイオリン』を見たことがきっかけでした。『アングルのヴァイオリン』1924年ウエストのくびれが楽器のフォルムにぴったり重なり、アングル
2020年2月15日 14:22
今回からレビュー初投稿。が、他のみなさん写真を多用したり、専門的なレビューを書いてる人が多く、気楽に投稿したい気持ちが早くもグラつく。副業として書いてる人もいるから、それくらいのクオリティは当然か。画像出典:展覧会公式サイトより とりあえず、展示の特徴ですが、①ルネッサンスから20世紀までの西洋美術の流れを知る事ができる②ハンガリー絵画の名品が勢揃いこの二つが本展覧会のポイ
2020年2月25日 00:21
前回展覧会で写真が撮れないと嘆いてたら、今回の展覧会は館内撮影OK。しかし館内で撮りまくっても中々良い写真はできず、自分の撮影スキルに絶望。だがそれも仕方ない。限られた状況でベストを尽くし結果が残せる者が勝利するのだ(何に?)。 今回のポイントは①ガラスにエロスを感じる、ラリックの造形美を堪能②想像以上に明るい100年前のアール・デコ全盛期を垣間見れるまずラリックの作品、異様に
2021年7月18日 11:09
「神は細部に宿る」。しかし実際に美術館で作品を細部までじっくり観賞することは難しい。作品のサイズ、ガラスケース、暗い照明、他の来場者、そして集中力の欠如。現実に『日曜美術館』や『美の巨人たち』みたいに無人の展示室で見る事も、高性能カメラで撮影したズーム映像を見る事もかないません。そんな時、大手町で開催される『巨大映像で迫る五大絵師』の内覧会に招待されました。北斎、広重、宗達、光琳、若冲。日本