「ブダペストーヨーロッパとハンガリーの美術400年」展 @国立新美術館
今回からレビュー初投稿。が、他のみなさん写真を多用したり、専門的なレビューを書いてる人が多く、気楽に投稿したい気持ちが早くもグラつく。
副業として書いてる人もいるから、それくらいのクオリティは当然か。
画像出典:展覧会公式サイトより
とりあえず、展示の特徴ですが、
①ルネッサンスから20世紀までの西洋美術の流れを知る事ができる
②ハンガリー絵画の名品が勢揃い
この二つが本展覧会のポイント。
①は、教科書にのるレベルのメジャー作品は無いけれど、ティツィアーノ、クラーナハ、エル・グレコ、ゴヤといった、オールドマスターたち、ルノワールやモネの印象派から20世紀美術までを網羅し、美術史を勉強している人にぴったりな展示構成。上野の国立西洋美術館をレベルアップした感じ?
セクションごとにイタリア絵画、スペイン絵画、オランダ風景画と細かく分けられて、壁の色も変えているのは好印象。色彩豊かなイタリア絵画には真紅の壁紙がよく映えます。
画像出典:展覧会公式サイトより
②は日本ではメジャーでないハンガリー美術にフォーカス。正直どんなものなのか不安だったけど、実際に見てみると親しみやすく明るい風景画が多い。
東欧の大平原に位置するハンガリー。青い空と緑の草原がどこまでも続いていく大地。そこに印象派が伝わると、元のフランスよりも雄大に明るく、のびのびとした他の国にはないハンガリー独自の美術が生まれた、そんな流れでしょうか。
てか、公式サイトから画像引用だけだと限界がある。。。ほんとはこれもいけないことなんだけど。
話を戻して、一番感動したのはポスターの『紫のドレスの婦人』を描いたシニュイ・メルシュ・パールの作品たち。我が道を追求しすぎて独特の表現になりすぎた(失礼!)モネやルノワールと違って、シンプルに青い空・雄大な自然・明るい色彩が楽しめる、親しみやすい作品たちです。
今回唯一の自分の画像、シニュイ・メルシュの『気球』。難しく考えずに青い空とファンタジックな気球で、素直に「いいな」って思える絵です。
最後にブダペストのことだけど、20年以上前に行ったことがある。子供の眼から見たブダペストは街中に温泉(水着にシャワーキャップ着用)があって、市場にハンガリー名産のパプリカがあふれていた。
ドナウ川にかかる世界一美しい橋と言われる夜の鎖橋を渡りながら、当時読んだちびまる子ちゃんの影響で、殿さまキングスの『なみだの操』を熱唱し、周りの大人たちをドン引きさせたことは忘れられない思い出です。
この画像はフリー素材
早々にブログの形で、自分の感想をまとめることの難しさを実感。美術ブログなのに、画像を自由に使えない事が悔しい。撮影OKの展覧会の内覧会の内覧会に招待されるレベルのブロガーになりたいものです。
(憧れは『青い日記帳』のTakさん!)
つづ、くのか・・・?