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原動力はずっと ひとりで生きていないこと。

タイトルの言葉は、SUPER BEAVERというバンドの「ひとりで生きていたならば」の歌詞ですが、この歳になってほんとにそうだなとハッとさせられました。


若い頃はガムシャラに中二病まっしぐらに自己中心でやってきたので、もしその頃聴いていたとしてもあまり響かなかったと思いますが、
現在は夫であり、2児の父であり、日本人のグラフィックデザイナーであり、よく考えてみると、家庭のことも仕事のことも、ひとりで生きていないからこそ頑張ろうってなっているんですよね。


長女がまだ小さい頃は共働きで、保育園の送り迎えなど、今よりも子育てがいっぱいいっぱいでした。そんなとき「ひとりの時間がたくさんあってデザインにもっとたくさん直向きに向き合うことができたら、もっともっといろいろできるのに!」と正直長らく不満気に思っていたこともありましたが、今考えるとひとりで生きていないからこそ、頑張れていたんだろうなと思えます。


若い頃も実は、両親であったり、兄弟であったり、友人であったり、恋人であったり、仕事の仲間であったり、周りを見ると、ひとりで生きていないんですよね。ただ、自分中心で世界は回っていると盲目的に考えがちで(笑


当時は、原動力は自分の中にある野心や夢から生まれるものであって、他人が原動力になるとは思えなかったけど、


両親に恩返ししたい、友人にとって誇れる人でありたい、恋人にもっと格好良く見られたい、同期の中で一番できるやつになりたいなど、動機はそれぞれ違えど、強い原動力になっていたんだなぁと今は思えます。


人によっていろんな考え方や解釈があるので、一概には言えないし、上手く言葉にするのは難しいですが、


「原動力はひとりで生き抜くこと」
と思うよりも、
「原動力はひとりで生きていないこと」と思う方が、
なんだか自分は頑張れるし、心もスッキリする気がしています。


、、、今更ですが
SUPER BEAVERの歌詞って中年親父の心にも沁みるんですよね。




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