旅をしている感じがする。
文学フリマを終え、カプセルに収容された身体は悲鳴を上げていた。
カプセルホテルは夜行バスよりしんどい、もう嫌だ。
午前中は、Xのフォロワーさん、というより、多分僕が勝手にフォローして仲良くさせていただいている方と、喫茶店でお喋り。どうして仲良くさせてもらえるようになったのだろうか。思い出せないけれど、まあいいや。手作りのZINEが素敵だなと思ったので、僕も挑戦してみたいと思った。来月の浅草か京都で間に合えば作りたい。そして、楽譜も売りたい。年末年始はその作業で終わりそうである。
東京は楽しいね。はやく住みたいよ。
で、帰り方をノープランにしておいたので、なんとなく、いつもと違うことをしようと思った、僕は甲府へと向かった。もちろん思いつきである。西東京を車窓から目視で確認した。国分寺とか国立あたりから、ぐっと背の高い建物が減って、なんかいいなと思った。
多摩川を渡ると、一気にのどかになって、素敵だった。
知らない土地の景色を眺めるがとても好きだ。
本を読むのをやめて、ぼーっと眺めていた。何か書けそうな気がしたけれど、もう忘れた。
さて、山梨に初上陸した。
山梨のことはゆるキャン△で学んだ。だが、ゆるキャン△は車がないと成立しないという点では全然ゆるくない。
山梨といえば、ワインだろうと浅薄な知識で、甲府駅付近のワインの飲める店を探す。
oasisというお店に行った。
適当に一人で飲んでさっと帰ろうと思っていたのだが、
店主と常連のお姉さんとおしゃべりで盛り上がった。
一人旅の醍醐味というのはこれに尽きると思う。旅先ではなぜかコミュ障は発動しない。
旅の恥はかき捨てというのは、誰が言ったか、本当のことのようだ。
知らない人と話すのって楽しいですよね。
なんでも正直に話せる。
ワインがたくさんあって、めちゃくちゃ美味しかった。色々飲みました。楽しかったな。美味しい酒は酔わない。
店の雰囲気がとても良くて、店主さんも面白い方だった。佐賀ではなく、滋賀である。
昔、千葉滋賀佐賀って、ラーメンズがやってたよね。懐かしい。中学一年の時の担任の先生が新規採用の先生で、それをみせてくれた。教育的観点は特に見つからなかったが、楽しかったからいいのか。
「愛の里」という番組がNetflixであるらしいのだが、気になりすぎる。話を聞いている限りめちゃ面白そう。
その後は、oasisの常連のお姉さんと2軒目へ。そんな事ある?めちゃ楽しかった。
クラフトビールを飲みながら、アニメの話で盛り上がった。
牛尾憲輔さんの話が出てきて、とても良いなと思った。アニメとかゲームとか好きを突き詰めると、その音楽に惹かれるの分かるなあ。
君の色、また観たくなった。まだ上映している映画館はあるのだろうか。僕はBlu-rayではなく、レコードを予約している。それだけ音楽に惹かれたということなのだろうか。来年発売だから、まだ先なんだけど早く聴きたい。もうサブスクで何度もサントラ聴いてるんだけど、それは別である。
ということで、大満足の旅でした。文学フリマ後日譚ということで。
ZINEの制作過程とか、売り上げとかそういうのを書いた方が読んでくださる方は多いのかもしれない、とおもったけれど、無名の作家の話などたいして参考にならないだろう。
だけど、無名の割には売れてると思ってるよ、ここだけの話。
さいなら。