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7日間で突然頭がよくなるわけはないけど…

本を読む前、本を買う前に必ずするべきことがある。

それは、目次とまえがきを読むことである。

これは誰しもがやるべきだと思う。


今回紹介する「7日間で突然頭がよくなる本」もまえがきにこの本を読むことで自分がどうなれるのかがしっかりと書かれている。

まず著者は、冒頭で「頭がよい」と言う言葉の自分なりの基準を示してくれます。

私のいう「頭がよい」とは、物事の本質をつかめる人のことです

この「頭がよい」という言葉の前提を理解した上で、7日間で頭がよくなるにはどうすればいいのかが書かれています。

つまり、7日間で物事の本質をつかめる人になれるのが、この本です。

ただ、僕がこの本を読んだ結果として、率直な感想として7日間で物事の本質がつかめる人になるのは基本的に無理だという結論に至りました。

確かにこの本は、物事の本質をつかむ方法を具体的かつ誰でもわかるように説明してくれています。
だからと言って、それがすぐに実行できるかというと難しいでしょう。

タイトルの重要性

基本的にどんな本やどんな教材も同じですが、タイトルというのは本を手に取ってもらうための客引きです。

客引きというと悪いイメージを持つ人が多いと思いますが、良書は素晴らしいタイトルをつけることで多くの人が手に取り多くの人によい影響を与えるものです。

どんないい商品もどんなにいいサービスも、どんなにいい本も、お客さんが見向きもしない、手に取らないのでは価値はありません。

だからこそ、客引きタイトル、印象的なタイトル、誇大広告に感じるかもしれないタイトルをつけることで多くの人が手に取り、多くの人に影響を与えられるのです。

そういう意味で、この本のタイトルは素晴らしく、僕はまんまとタイトルにつられて手に取ったわけです。

物事の本質をつかむ7日間の哲学の旅

この本の構成は、物事の本質をつかむために必要なステップを7日間に分けて、1日に少しずつ哲学を学んでいくという内容です。

「哲学」という言葉にアレルギーを感じる人もいるかもしれませんが、難しいことはなく、言葉について深く考える学問くらいに捉えていれば、この本を読むにあたっては問題ないと思います。

この7日間の流れとしては、以下のようになっています。

1日目:社会のことを知る
2日目:哲学の知識を身につける
3日目:哲学の論理パターンを使いこなす
4日目;物の見方を変える
5日目:言葉の意味を膨らませる
6日目:言葉を論理的に整理する
7日目:一言でキャッチーに表現する

ぶっちゃけ、まず「社会のことを知る」ことが1日でできるわけがありません。
ここが一番時間がかかるし、終わりがないのです。

著者は本の中で、自然学(科学)、歴史、文学、時事を常識の範囲で身につけろ。

と言っていますが、こんなものを1日で身につけることは不可能です。

おそらくですが、自然学(科学)、歴史、文学、時事について常識の範囲の知識がある人は、すでに頭がいい人の部類に入るのではないかと思います。

正直に言って、僕はこのスタートラインにも立てていなそうです。

学ぶことをやめず、いろんなことを知りたいと思う気持ちを持って、教養のある人間になりたいと思います。

多くの読者はこの1日目でつまずくかもしれませんが、僕が最後までこの本を読んだ結果、教養は後から付け足していけばいいんだということに気付きました。

なので、自分にはまだ社会についての知識がないと思っている人も、この本を読んで物事の本質をつかめる人に近づくことは可能です。

そういう意味では、この本はどんな人が読んでも有益な学びを得ることができると言えそうです。

難しいところはとりあえず飛ばす

この本で、絶対みんながつまずくだろうと感じたのは、3日目の哲学の論理パターンを使いこなすです。

論理パターンが何個も紹介され、それぞれがどんなものなのか理解はできるのですが、そもそも数が多すぎますし、一朝一夕に使いこなせるわけがないです。

だから飛ばしましょう。

使えそうなもの2つくらいに絞って、それ以外は流し読みしましょう。
へー、こんなにあるんだくらいでいいと思います。

7日間で頭はよくなるのか

7日間で頭はよくなるわけはないのですが、物事の本質を見抜く方法として理解できれば、あとは練習を重ねていくことと知識を広げていくことで、確実に頭はよくなるし、物事の本質をつかめるようになるでしょう。

そもそも、物事の本質をつかむことがどうしてそんなに大事かというと

物事の本質をつかめるようになることで、

詐欺から自分を守ったり、世の中のことがより深く理解できたり、視野が広がったりすることで人に優しくなれたりするのです。

目の前に起こった嫌な出来事が、違う側面から見たら良い出来事であったなんてことは、生きていれば非常にたくさん遭遇します。

嫌な一面だけを見るのではなく、その裏に隠されている良い一面を見て生きるためにも、物事の本質をつかめるようになることは、幸せになるために必要なスキルであると感じます。

多くの情報に溢れている現代で、それらの本質をしっかり見抜いて、良い選択や良い考え方をして生きる人間になりたいとこの本を読んで再確認しました。

本の途中に、課題みたいなものもいくつかあり、頭の体操にもなるので是非気になったら読んでみてくださいね。

それでは、
See you very soon!!!!!!!


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モーリス
どうも訪問ありがとうございます。 幸せに生きるためのヒントを少しでも受け取っていただければ幸いです。 どんな形であれ、これも一つの出会いだと思いますので、是非末長くよろしくお願いします。

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