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その32〜昇進を妨げてしまう自身の思い込みを変えて行動する〜

※忙しい人向け、この記事の要約です。

この記事は、職場で従業員が昇進や評価に不満を抱く理由と、その対処法について述べています。
過小評価の原因は、主に上司とのコミュニケーション不足や、昇進に繋がらない仕事に集中しすぎることにあると指摘。
従業員は、上司と明確なコミュニケーションを図り、昇進に必要なスキルや条件を把握することが重要です。
特に育児中の従業員は、業務の優先順位付けと周囲との連携を強化し、昇進を目指すべきと提案されています。



「成果を出しても、上の人に評価されていないんだよね」

一度は思ったことあるかと思います。

「自分は気に入られていないし仕方ない…」
と思う人もいれば、
「大した業績も残していないあの人が評価されるのは気に食わない!」
と憤る人もいると思います。

そして、その状態で育休を取得しようものなら昇進なんて夢のまた夢…
そう思ってしまう人も少なくないでしょう。

しかし、ちょっとした「思い込み」を変えるだけで、昇進への道が見えてくるかもしれません。

今日ご紹介する論文はこちらです。
タイトルは、
自分は評価されていないと感じる時、何をすべきか

昇進につながらない行動をやめる

です。

早速見てみましょう!




論文の要約

この記事は、職場で従業員が過小評価される原因とその対処法を述べています。
調査によると、多くの従業員は昇進や報酬に不満を抱き、その理由が不明確なことが多いです。

過小評価される原因の一つは、上司とのコミュニケーション不足や、昇進に繋がらない仕事に過度に力を入れてしまうことです。
従業員は、自分のキャリア成長に必要なスキルや昇進基準を明確にし、組織内で自分の役割を確認する必要があります。
自己評価と比較によるネガティブな感情を避け、実際の昇進基準に目を向け、スキルギャップを補うためのアクションを取ることが重要です。
また、注目を集める役割と昇進に直結する役割を区別し、上司に直接確認することで、自分の努力が昇進に結びつくかを判断することが勧められています。

https://dhbr.diamond.jp/articles/-/10792より抜粋して改編

その31(前回の記事)でも書きましたが、上司とコミュニケーションを取る、ということはとても大事であり、昇進を目指すには避けて通れないようです。

論文の中には、
・企業側の問題で評価に関わらず昇進させられない
・昇進のための支援ができるほどの影響力を持っていない

などの理由のように、本人の評価に関わらず昇進させられる状況ではない、ということも書いてありました。

このあたりの状況把握は、上司とコミュニケーションを取っていないとわからなさそうですよね。

また、昇進のために重要ではない仕事に時間を割いてしまう事も(割と「あるある」かと思いますが)昇進を妨げる要因になっているようです。

昇進のための条件や、現在の組織の状況など、詳しく上司に聞いてみるためにも、コミュニケーションをとっておかないといけないですね。

子育て中の人はどうすべき?

やはり、昇進を目指すのであれば、ちゃんと行うべき仕事を選ばなければなりません。

「重要度×緊急度」のフレームワークを使って優先順位を決め、こなしていく必要があります。

なかなか残業もできない、急なお休みを取らなくてはならない、そんな子育て世代にとって、業務の効率化や優先順位付けは必要になってきます。


優先度のフレームワーク(重要度×緊急度のマトリクス)


実はこのフレームワーク、ワンオペの戦略を立てるうえで必要、ということでこの記事で出しているものを改変しています。

家庭のオペレーション効率化は、業務にも必ず繋がってくる、ということですね。


加えて大事なことは、「周りの人に頼る」ということです。
自分がこなさなければならない仕事と、他の人に任せてもよい仕事を分け、
自分の仕事に集中する。

そのための関係性を構築していくことも大事です。
なぜならば、昇進した時には管理職として、マネジメントをしなくてはならないからです。

その際、周囲に理解を得て、作業してもらうための人望・コミュニケーション能力は不可欠ですし、そういった能力が試されている部分もあります。

この内容についても、以前記事にしています。

やはりマネジャーにとっては必須の能力ですよね。

まとめ

本日は「昇進のためにするべきこと」をテーマにした論文を紹介しました。

昇進に必要な業績を理解し、達成する。
それに伴いマネジメントスキルを身に付けて発揮する。
これが昇進のために必要なことです。

まずは、(嫌かもしれないけれど)上司とコミュニケーションをしっかり取ってみるところから始めてみましょう!


家庭でのスキルが思わぬところで役に立つことがあるので、家庭と仕事を切り分けず、昇進もあきらめずにチャレンジしていきましょう!

それではまた次回。



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