男性がプレゼントを贈るのは耐える女じゃなくて見守る女
最近,彼がプレゼントをよくくれる。
私の誕生日に特にプレゼントを用意していなかった彼が,だ。
誕生日にプレゼントをくれなかったことは全く悪いことではない。
そうじゃなくてそんな彼が私にプレゼントをくれるようになった。
そんなに高い物じゃなくて,おいしそうだと思ったケーキとか,買ってきたら喜ぶだろうなと思ったものとかちょっとしたもの。
変わったのは彼だろうか。
彼から高価なものを貰うだけが愛されることではないし,むしろこうやってちょっとしたものでも生活の中で私のことを考えてくれているんだなとわかることのほうが嬉しく思う。
「最近彼がプレゼントをくれて妙に優しくて怪しい」という質問に世間の人たちは彼は浮気しているんじゃないの?とかやましいことがあるんじゃないの?っていう人もいるけれど,私は彼を信用しているのでただ単に彼がそうしたかったからそうしたのだとしか思わない。
私に喜んでほしいとか,喜んでいる姿が見たいとかそういうことを無意識で思っているのかなと。
彼は最近になって忙しさが増してきて,普段の連絡もままならなくなっているように思う。
そんな中で彼が私にプレゼントしてくれるのは多分,離れないで,のサインではなくて,あまりかまってあげられなくてごめんね,でもなくて,忙しくても君のことを考えてるよというメッセージなのかなと勝手に考えている。
そういう彼が言葉にしない気持ちを自分で探し出してきちんと受け取ろうとするってなかなか難しいことだと思う。
そして彼が忙しいことで不安になるし,なんで連絡くれないんだろうとか,私のこと嫌いになっちゃったのかなとかそういうマイナスな気持ちを持つこともあると思う。
忙しくて余裕がない彼にたいして何も言わず我慢して耐えて極限まできたら「愛して」「連絡して」と縋る女性よりも彼が今どんな状況なのか考察して見守れる女性でいることは二人の関係をより良くするんじゃないかな。
私は今まで縋る女であったのだけど,今の彼と付き合って,徐々に見守れる女になったような気がする。
付き合いたてはこじらせが凄くて,なんで最近冷たいの,と言ってけんか勃発していたけれど,彼がなぜ忙しいのか理解しようとしたし,彼が口にしない優しさを受容しようとすることで二人の関係はより良くなったなと思う。
関係は彼に作ってもらうのではなくて,二人で作っていくものだということを忘れちゃいけないよ。