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本業転換

時代の変化や流れに応じて、既存の事業に関連したものにメインの商品や取り組みを変更する企業が増えてきています。

例えば、富士フィルムは名前の通り写真フィルムなどの製造を行う会社でしたが、今では化粧品や医薬品の事業がメインとなっています。

また、大手コンビニエンスストアのローソンは元々米国の牛乳販売店です。

上記のような例は、他にも数え切れないほど存在します。

この本では本業転換を上手く行ってきた企業と転換がうまくできずに倒産・解体されてしまった企業の戦略の違いを分析しています。

分析にあたって、本書でまとめられている本業転換の難しいポイントは以下の通りです。

・本業のライフサイクルがいつ衰退期を迎えるか予測することが難しい
・衰退は一気に生じるものではなく、波動を持って忍び寄る
・大企業の場合、長年行ってきた事業で大きな売上が立っているとともに、従業員の雇用やステークホルダーに対する社会的責任がある
・衰退事業であっても、競合企業が先に撤退することで、残存利益を得られる可能性がある
・事業を評価する尺度が本業で使われていたもので、その尺度に合わない新規事業が評価されづらい

この前提を踏まえて、
「富士フイルムホールディングス」と「イーストマン・コダック」
「ブラザー工業」と「シルバー精工」
「日清紡ホールディングス」と「カネボウ」
「JVCケンウッド」と「山水電気」
という4パターンの事例が紹介されています。

修士論文で作成した事例研究がベースとなっているため、読み進めるには少し体力が必要でした笑

しかしながら、これまで全然触れてこなかったジャンルの話だったので、学ぶことも非常に多かったです。

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南紀オレンジサンライズFCは「サッカークラブ×移住×農業」をテーマに、和歌山県みなべ町および田辺市を拠点として、2022年より活動をスタートするサッカークラブです。

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Junpei.Morinaga
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