40代女一人アートの旅 In Paris ① きっかけと宿と飛行機手配の巻
人生でやりたい100のこと
そのうちの一つがパリに行ってルーブル美術館に行くことだった。
というのも学生時代は美術史を学び、美術部に入り、美術を愛してきた界隈の端くれだったもので、やはりルーブル美術館は一生のうち一回は訪ねておきたい場所だった。
ただ学生のうちに行きそびれ、有休の取りにくい会社に入り、3人の子供を産み育てるうちに完璧にその機会は失われていった。
突如機会は訪れる。ついに転職することにしたのだ。
なんだか途方もなく疲れてしまい、仕事を辞めたことにより2ヶ月の空白期間が産まれた。
「パリに行くのは今…?」
テレビで盛り上がっているパリオリンピック2024を見ながらそう思った。子供も全員小学生中学年以上になり、夫も母も元気。
この機会を逃すと、私はルーブルに行けないのでは…?
夫に聞くと快諾してくれた。
「家のお金でお行きなさい。
子供たちもなんとかなる。」
この人は本当にすごい人だ。
後光が差している。
釈迦如来の降臨だ。
イエスキリストの再来だ。
協調性の欠如
悲しいことに私には協調性が無い。
一人っ子のため誰かの行動に合わせることができない。
もちろん協調性のある一人っ子はたくさんいらっしゃる。
けど私はできない。
そのためツアー旅行は却下した。
知らない人達と食べたくもない料理食べたり、かつ時間制限があるなんて苦痛すぎる。あと並ぶのが苦手。
拘束日の少ないスポット的なツアーもあったが、それならもう全フリーがいいに決まっている。じゃあ、外国語が堪能で海外事情にも明るいのかというとそうでもない。
でもさ、今は携帯電話とか進化しているし、なんとかいけるんじゃなーい??
そんな気持ちで飛行機と宿を確保した。
フライト手配
私の最終海外旅行は2016年のハワイ旅行だ。
双子を産んだのが2015年11月、
ハワイに行ったのが2016年7月だ。
話が外れてしまうのだが、この時の話をしたい。
長男は3歳、双子は0歳。今考えるとよく行ったと思う。
飛行機には赤ちゃんを寝かせるベッドがついている席がある。
バシネットという。
赤ちゃんが寝たら、寝かせることができて、さらに安全のため上から網をかけることができる。
それがすげえ硬い台なの。
かつ安全のためのベルトをかけたら、絶対、赤ちゃんは起きるの。
当たり前じゃん。
これ考えたの誰だよ。
そいつの家のベッドの素材全部これにしてやりたいよ。
付いてりゃいいってもんじゃないよ。
お前が寝ろ!
そんな罵詈雑言を心に抱きながら
9時間双子を抱きっぱなしで夫と私はフラフラだった。
若いって素晴らしい。今だったら絶対無理。
10万円積まれても行かない。
30万円だったら行くかも。
その時にとったパスポートだったのでまだ使用可能だ。
つまりそれだけ旅慣れていないので
飛行機の乗り継ぎは無理と判断。(明断!)
ここは課金ポイントと判断し、直行便を選択した。
宿の手配
どうやらパリには1区から20区まであり、セーヌ川を挟んで右岸と左岸があるらしい。ルーブル美術館があるのが右岸で、エッフェル塔があるのが左岸。
右岸の中心部はやはり高く、高級ホテルばかりで予算オーバーだ。
フランスは星によるホテル格付けがあり6段階に分かれている。どうやら2つ星以上は英語が通じるみたい。
ホテルに快適性は求めていないので
2つ星以上であればいいと判断。
ぶっちゃけ虫さえ出なくて安全であれば文句は言わない。
色々調べて以下の13区のホテルに決定した。
理由は値段と評判がバランスがいいと思ったからだ。
google mapの評判もまあまあだし、何より朝食がついている。
毎日朝食の心配をすることが嫌なので朝食はマストだ。ぶっちゃけ不味くてもいい。
栄養が取れて腹が膨れればいい。
手配した後に気づいた。
「トリプルルーム」の表記。
トリプルルームを予約してしまった・・・。
一人なのにベッドが3つあるよ・・・。
さらに中心部から外れたホテルをとったことにより海外滞在のハードルが上がってしまった。
続く