lushでうっかりドキドキしてしまった話【前編】
※題名に入ってるけどlushは前編には出てきません。
2020年は幸運とまでは言わないが、ささやかにいいことがあるといいなと願う。
2019年、夫が本厄の年。ついていないことというか、逆になんか憑いてるんじゃないかというくらい我が家は運がよろしくなかった。
初詣は行ったのだが、もう一回願掛けのつもりで、違う神社に息子と二人参りに行った。
美麗の神に何を願う?
行ったのは美麗の神が祀られている神社であった。具体的な願い事がその時思いつかなかったので、(note書いている今は貪欲に思いつく)
「私に勇気をください・・・!」
と願った。
何か始める勇気、人見知りなので人に話しかける勇気とかそういうのが欲しいの。
美麗の神に無茶振りしてしまったなと思ったが、すっきりした気持ちで境内を出た。
街に出よ、買い物をせよ
さて、少し話がずれるが2歳の息子は誰に似たのかアウトドア派だ。アウトドア派というか、狭い部屋にずっといたくないのだと思う。よほどのことがない限りできるだけ外出してる。
ほぼ毎日外出してると、さすがにネタ切れしてくるのでその日は大人の買い物に付き合ってもらうことにした。買うものはボディクリーム。
ボディクリームは断然the body shopのボディバターに限る。
高校生くらいから長年使っている。
他製品に浮気をしたこともあるが、保湿力、デザイン、香りなど取るとダントツでコスパがいいのだ。
年によって香りの好みが変わるが、これだけ種類があるので色々試した。
私はホワイトムスクの官能的な匂いが好きなので何回か使っていたが、今回は私と同じぐらいに塗りたくってる息子に選ばせようと思った。
いつもはネットで買ってるが、久しぶりに店頭で買う。
「いらっしゃいませー。気になるものがあればお声掛けください。」
女子大生から社会人へもうほぼ脱皮完了した感じの女店員さんが微笑む。
息子に、まず以前使っていたサツマを嗅がせる。
「みかん!」
と元気よく言った。
次にギャルの匂いがするアーモンドミルク&ハニー。
「はあ。いい匂い」
「いい匂い」というときの息子の顔は最高に可愛い。
もう一回その顔が見たいので同系統の、シア、ワイルドアフガン、ココナッツを試す。
「いい匂いねぇ」
覚えたばかりの単語で、物事を表現し、人に伝わるのって嬉しいんだろうなと感慨深くなる。
「息子、どれが一番いい?」
「これー!」
選んだのはココナッツであった。子供は甘い匂い好きなんだなぁ。
「お姉さんに持ってって、ピッ(会計)してもらおう」
息子が店員さんに持って行くと、お姉さんは優しくレジを打ち始めた。
「アプリや会員情報がわかるものお持ちですか?」
「メールでいいですか?」
「はい。携帯見せてもらってもいいですか?」
「はい」
私のバキバキフォンがお姉さんの手に渡って恥ずかしい。
「メール入ってたかもしれないですが、この店舗今月で閉店するんですよ」
「そう…だったんですね」
「閉店メールがあったらポイントまた付くんですけど…」
「ちょっと探してみますね。(…ねえな。多分消したな)見つからなかったです。」
「あ、そしたら、あの先ほどの会員情報の画面もう一回見せてもらっていいですか」
「あ、はい」
再びお姉さんの手にバキバキフォンが渡る。お姉さん怪我に注意してね!
無事にポイント処理が終わり、割引してもらった。
「ありがとうございました。バイバイ」
息子は大事そうにココナッツボディバターの入った袋を抱えて、ベビーカーに収まった。
人と会話するの(事務的だけど)楽しいなと久々に思った。あと、やっぱり息子に匂い嗅がせたり綺麗なもの見せたりそういう五感を刺激するのいいよな。自己満足かもしれないけど、これが息子の情緒に影響あったりするかな。大事かもしれないな。よし、もう一軒行こう。とはしご酒する感じでlushに向かった。 続く